景気後退を予測するために見るべき指標:ジェフリー・ガンドラック

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏のYahoo Financeインタビューの続き。
同氏がどのような景気指標に注目しているかがうかがわれ興味深い。

「予測可能なホライズンで景気後退が来ると言うだけの必要条件がまだ揃っていないのはいいニュースだ。
しかし、悪いニュースは『予測可能なホライズン』というのが通常6か月以上なく、普通4-6か月ぐらいということだ。」


ガンドラック氏がYahoo Financeで、半年先に景気後退がないとは言い切れないと示唆した。
同氏はちょうど1年前を回想し、今との対比を語る。
2018年1月はすべてが「青信号」で、みんなその時が終わりの始まりであることに気づいていなかった。
一方、今年の初めは、人々に世界同時の経済鈍化の恐怖が広まった。
ただし、ガンドラック氏は、まだ現在「黄色信号」にもなっていないという。
「黄色がかった青」と表現し、注目する景気指標についてコメントした。


コンファレンス・ボードの景気先行指標
「前年同期は景気後退の初期に必ずマイナスになる。
とても高いレベルから低下しているものの、まだ前年同期5%程度とかなり高い。
さらに、過去数か月の株価上昇はおそらく同先行指標がそこにとどまることを暗示している。」

PMI調査
「通常、景気後退初期が来る前に顕著に急低下する。
今それが急低下しているが、それでも高水準だ。
消費者心理も同様だ。」

失業保険申請者数
「底を打ち、上昇トレンドのように見える。
失業率は現在12か月移動平均より上にある。
これは潜在的景気後退を語る上での必要条件の1つだ。」

失業率
「今4.0%と、36か月移動平均(4.3%)からさほど遠くない。
・・・それを突き抜ければ、景気後退は黄信号になるだろう。」

ジャンク債スプレッド
「過去2回の景気後退では直前に数百bp暴騰した。
・・・ハイイールド・スプレッドも懸念が減ってきたようだ。」


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