景気は拡大し、金融は不安定化する:グッゲンハイム

Guggenheim Partnersのスコット・マイナード氏が、昨日のFOMCについてコメントした。
同社の10の予想の第1段階が実現したとして、金融市場のリスク増大を心配している。


FRBがお酒を補充し、パーティーは続く。
リスク資産への投資を検討すべき時だ。

マイナード氏が昨日ツイートした。
昨日のFOMCでは、以前より明確にハト派寄りのスタンスが示され、市場の金融引き締めへの懸念はいったん払しょくされた。
市場は素直に好感し、S&P 500指数は前日比1.55%上げて引けている。

マイナード氏はFRBの市場へのメッセージを解説する。

「FRBは、次の政策金利変更の前には必ず知らせると明言した。
・・・金融政策はいまだ極めて緩和的だ。
・・・パウエルFRB議長は、次の政策金利変更のリスクが上下対象に存在すると示唆しているようだ。」


一方で、景気後退の先行指標とされるイールド・カーブの長短逆転のリスクについては、緩和的スタンス継続でも回避できていないと指摘している。

「FRBのハト派的な声明を考えると、イールド・カーブのスティープ化がほどほどだったのが残念だ。
・・・これ以上イールド・カーブをスティープにするには、FRBはさらにハト派的ニュースを発信する必要がある。」

次のFRBの政策金利変更は利上げかもしれないし、利下げかもしれない。
つまり、景気は持続するかもしれないし、後退に転じるかもしれない。
そうしたきわどい状況下で、FRBはやむなくハト派に回帰した。
これが短期的に景気・市場にとってプラスなのは間違いない。

FRBが停止したことは、景気拡大がさらに続くという私たちの見方を裏付けるものだ。
これにより、さらなる過剰の生成が続き、金融不安定化のリスクが増大する。

マイナード氏が言及する「私たちの見方」とは言うまでもなく今月グッゲンハイムが公表した「10のテーマ」のことだ。
グッゲンハイムの予言は第1段階が実現し、今後第2段階を試すことになる。


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