明日ガンになるわけじゃない:ピーター・シフ

Euro Pacific Capitalのピーター・シフ氏が、終末論を語り続ける理由を話した。
また、政府閉鎖についてユニークな見方を披露している。


「これは医者に診てもらったときのようなものなんだ・・・
悪いことが起こるかもしれないが、それは明日ガンになるという話ではない。
でも、健康によくないことをすれば健康を害し、最後には何か起こる。
私は同じことを経済に対してやっているんだ。」

シフ氏がKitco Newsに終末論者の矜持を語っている。
同氏は従前から、放漫な金融・財政政策がますますエスカレートし、繰り返し金融危機を生み出していると批判してきた。
エスカレートは止まらないから、また今後も起こると予想し続けることになる。
その予想は10年くらいに一度大当たりする。
しかし、大当たりするまでは、嘘つき少年の扱いを受けることになる。

インタビューでは、シフ氏のリバタリアン的な考えが現れた面白い発言があった。
米政府閉鎖について尋ねられた時のことだ。
政府は完全に閉鎖されているわけではなく、まだ開いているところがあるのが問題と話している。


「もしも、本当に閉鎖できたならプラスなのに。
でも、たくさんの人にとって(閉鎖は)不便だし、政治的な芝居も多く行われている。
最後には、政府を開いておくより閉鎖する方が納税者に高くついてしまうんだ。」

政府は納税者のお金を無駄に使うべきでないというのがシフ氏の考え。
それを実現するのが小さな政府だが、歴代の政権は政府の大きさはともかく、借金を増やしてしまった。

シフ氏は、金について尋ねられると、人々の金に対する関心はまだ薄いと答えている。
金の真価が認知されるにはまだ段階があるとの考えだ。

「米市場は弱気相場の中の上昇だ。
しかし、これは弱気相場の初期で、じりじりと下げ新安値をつけるだろう。
インフレが人々の貯蓄や投資の実質価値を害し始めるだろう。
株式だけではなくて、特に債券、預金、保険の時価、年金などもだ。
インフレが彼らの購買力を侵食するにつれ、みんな金を保有するメリットに気づくようになるだろう。」


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