投資

日本株は割安:ブリッジウォーター
2021年2月7日

レイ・ダリオ氏率いるブリッジウォーター・アソシエイツが、投資のチャンスを生む局面が増えているとし、先進国の中から日本株について割安と書いている。


最大のチャンスは、貨幣と信用の持続不可能なフローが、次の段階の貨幣・信用の状況ではありそうにない将来の経済シナリオを織り込んだ価格を形成した時にやってくる。
最近生み出された極端な水準の貨幣・信用のフロー、国ごとの大きな格差、支出・所得・物価への極端なインパクトによって、持続不可能なフローが、ありそうにない将来の経済シナリオを織り込んだ価格を形成したケースが無数見られる。

ブリッジウォーターが「2021年の世界見通し」で投資のチャンスがいつになく拡大していると書いている。
このとても厳密で難しい一般的表現は、チャンスが発生する瞬間を表したものだ。
要は何を言いたいのか。
ロング側で説明するなら、悲惨な実績を持つモノには、悲惨すぎる未来を前提として、安すぎる価格がつくことが多い、ということのようだ。
均衡状態になく持続不可能な状況なのに、安易に持続するとの外挿がなされてしまう。
そこに投資のチャンスがある。
常識的な話である。

この種の不均衡により、私たちが数十年に及ぶ資金運用で見てきた中で最大のチャンスがいくつか生まれている。
私たちがシグナルとして用いているもの(・・・)が最大近くを指している市場の数がとても大きくなっている。
多くの国で、以前の通貨下落、株価下落、金利差の組み合わせが、米ドル建てでのDCFを極めて安くしている(つまりヘッジなし資産)。

「現金はゴミ」、特にドルがゴミと考えるダリオ氏だから、為替や地域での分散を重視するのも当然だ。
ドルの価値が低下すると考えているから、外貨投資はヘッジなしでとなる。

ブリッジウォーターは、先進国の中では日本株に注目している。

先進国では、米ドル建てにヘッジされていない日本株は、数十年見てきたのと同様に割安だ。・・・
たくさんの出来事の裏で、長期的なドル保有の需要と比べて記録的な量のドルとドル債務が生み出されている。
為替エクスポージャーは重大事項だ。

日本株も最近かなり上昇しているが、それでも割安感に変わりがないということのようだ。
この割安感は株価によるものだろうか、それとも為替によるものだろうか。

かつて円安-日本株高という連想が圧倒的だった頃は、外国投資家の日本株への投資は為替ヘッジ付きが好まれた。
しかし、現在では事情が変わってきている。
ブリッジウォーターは詳細を述べていないが、円高ドル安-日本株高をイメージしているのかもしれない。


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