数か月後の投資リターンを予想したいなら:グッゲンハイム

Guggenheim Partnersのスコット・マイナード氏が、投資リターンについてのある優秀な先行指標について語っている。
それは、毎年のダボス会議における要人たちのスタンスだという。


ワオ!
これ以上ネガティブになんてなれないんじゃないか?

ダボス会議に出席したマイナード氏が自社ブログで大げさに書いている。
世界から集まった(実は暇な)要人たちが、口々に弱気な経済見通しを述べることに歓喜しているのである。
それもそのはず、ダボス会議については一部の(忙しい)人たちが斜に構えた見方をしているのだ。

私はいつも、ダボスのムードがその後数か月の投資リターンを予想する力について驚かされる。
・・・ダボスのムードが投資見通しの逆指標として有効であると考えるようになった。
過去の経験から、ダボスでのコンセンサスは短期的に乏しい投資結果をもたらすことが証明されている。

今年はダボスが暗かった。
だから、今後数か月の投資リターンがよくなる可能性が高いとマイナード氏は言いたいのだ。
米国をはじめ世界の経済が鈍化しているとは言えまだ拡大している中で、FRBは金融引き締めの手を緩めるサインを見せている。
FRBの変化は多くの人が心配していることの表れだが、同時に政策対応がなされる可能性も示している。


「ダボスで黄信号が点滅しているのは、世界経済の成長が鈍化しているとのコンセンサスを示している。
過去の例から言えば、これは経済がじきに再加速する可能性が高く、リスク資産のパーティが続くことを示唆している。」

各国が景気減速を心配する中、拡張的な金融・財政政策が見込まれる。
結果、経済は小康状態を迎え、資産価格にもそれが及ぶ可能性がある。
米経済・市場の過去を見る限り、それが通例だ。
つまり、マイナード氏は《最後のひと上げ》を予想している。

「市場は荒れ模様が続く可能性が高いが、良好なバリューの投資対象も多い。
もしも短期的に景気後退がないなら、リスク資産が回復する可能性は高く、場合によっては新高値を更新するだろう。
例えば、米国株は昨年のダボス会議で強気派が圧倒していた頃よりも今の方が安い。
その時に買いだったなら、今はバーゲンであるはずだ。」

景気サイクル終期の強気予想がグッゲンハイムの基本スタンスだ。

最近ではすっかり世界から忘れ去られた日本だが、マイナード氏は日本についてもコメントしている。

「もしもインフレと成長がさらに低下すれば、日銀はまだ資産買い入れを増やす柔軟性を備えている。
現在、年間目標の半分しか買い入れていないからだ。
たっぷりの弾薬をもって、政策対応が速やかに打ち出されるだろう。」

残念ながら素人のような分析だ。
もはや日本市場において、国債を買い入れたからリスク資産が上がると考えている人はそう多くないだろう。


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