投資

敗者なきセクター・ローテーション:ジェレミー・シーゲル
2020年11月25日

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、パンデミック以外順調に動き出した状況に自信を深め、手の付けられないほどの強気ぶりを披露している。


選挙の翌朝、私は『投資家にクリスマスが早くやってきた』と言った。

シーゲル教授がCNBCで、自身の強気予想が当たり続けていることに自信を深めている。
思えば、教授はコロナ・ショックでも強気スタンスを崩すことはなかった。
大規模な財政・金融政策が講じられると、いち早くその意味を理解し、いっそう強気を増した。
その予想は概ね当たってきたといえる。

政権移行が始まった。
ジャネット・イエレンは知っているが、(次期財務長官として)すばらしい選択だ。
バイデンは、おそらく共和党が多数を維持する上院とも減税(ママ)について穏やかに対応するだろう。
投資家が望む最善の状況だ。

シーゲル教授が最も重要視するのは、過去そして将来の刺激策だ。
すでに異例に大規模な政策が講じられ、今後も追加策が予想されている。
これら政策が、市場に流動性を供給することになる。
教授は、来年ワクチン接種が実施されるにつれ、過去75年間見られなかったような投資にとって好ましい環境が出来上がると見ている。
75年前といえば第2次大戦が終わった年。
シーゲル教授は以前から、現状が大戦直後の状況に似ている面があると指摘していた。
戦時中に控えられていた需要が一気にブームとなった終戦直後だ。

ロバート・シラー教授も、パンデミック後のナラティブ候補を探していた時期があった。
シラー教授は同様に深刻なパンデミックとなった1918年からのスペイン風邪に着目した。
スペイン風邪の場合、経済への悪影響があまり大きくなかったという。
1918年に第1次大戦が終わったことがパンデミックの悪影響を打ち消したからだ。
武力戦争であれ、パンデミックであれ、戦争に勝利することのプラス効果はやはり大きいのかもしれない。

シーゲル教授は、米国株市場におけるローテーションが今後も継続すると予想している。
今後強くなる再始動銘柄の候補として、これまでへこんでいた銀行、航空・ホテルなどを挙げた。
しかも、教授が予想するのは敗者のないローテーションだ。

私はテクノロジー・セクターが売られるとは思わないが、再始動(銘柄の上昇)は2021年に実現する。・・・
来年もローテーションが続くが、市場全体が上昇すると予想している。
だから、これは単なるローテーションではなく、ポジティブな市場トレンドなんだ。


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