投資家は大統領選の見識を持て:チューダー・ジョーンズ

ヘッジ・ファンド業界のベテラン ポール・チューダー・ジョーンズ氏が、米政治と将来の米国株市場・ドル相場について予想している。


大きな差が出てくる。
ロナルド・レーガンが大統領になった時、株式市場は大きく変化した。
誰が次の大統領になるかで経済、株式市場、特に資産価格に大きな影響がある。

チューダー・ジョーンズ氏があるコンファレンスでレイ・ダリオ氏の隣で話をしたのをYahoo Financeが伝えている。
同氏は、投資家に向かって、大統領選に対してしっかりとした意識・考えを持つべきと促す。
今回の選挙が前回以上に極端なイデオロギーのぶつかり合いになる可能性が高いからだ。
前回の選挙は右派ポピュリズム 対 中道の闘いだった。
しかし、今回は右派ポピュリズム 対 左派ポピュリズムの闘いになる可能性が相当にある。
チューダー・ジョーンズ氏は、これほど二極化した大統領選挙を見たことがないといい、人生で最も重要な大統領選になると危機感をにじませた。

レイ・ダリオ氏は「同意するよ」と相槌を打っている。

チューダー・ジョーンズ氏は、現状のリスク資産の価格形成について持論を語る。


現在の資産価格は、米国株だろうが金利だろうがドルだろうが、私の意見では、5%の財政赤字、信じられないぐらい過度な財政刺激策と過度な金融刺激策の組み合わせを織り込んで値付けされている。

ポピュリズムが金融・財政刺激策を求め、(底上げはなされるものの)皮肉にもそれがまた格差を生む。
格差は恵まれない層の不満を煽り、不満がポピュリズムの肥やしになっている。
ポピュリズムと刺激策の間にある程度の自己強化的なループが存在する。
ポピュリズムは左右に存在し、国民が分断されてしまう。

チューダー・ジョーンズ氏は、過剰な景気刺激策が資産価格上昇を通して米国における極端主義を助長していると考えているようだ。

チューダー・ジョーンズ氏は先日、勝利する大統領候補者別の米国株市場予想を話していた。
当然ながら、トランプ勝利なら上昇、民主党勝利なら下落というものだった。

しかし、もう少し長いホライズンの話になると、考え方は様変わりするようだ。

いつか、今の欧州ぐらいにまで財政赤字を正常化する時がくれば、株式やドルのバリュエーションは全く異なったものになるだろう。
ドルはかなり安くなると信じている。


 - 投資, 政治 , ,