ハワード・マークス

 

投資ファンドを作るべき人:ハワード・マークス

Oaktree Capitalのハワード・マークス氏が、長年身を投じてきた投資ビジネスに対する思いを語っている。
投資ファンドを設立すべき人の要件を一言で表現している。


本当に辛い試練に見舞われるのを覚悟しないなら、投資会社を始めてはいけない。
しかし、投資ビジネスにいて、自分の会社を作ろうという時、あなたが好きならば、試練を過小評価してはいけないが、実行することだ。

マークス氏が香港でのインタビューで答えた。
マークス氏は、過去36年、投資ビジネスに従事する人たちが極めて高い報酬を得てきたと話す。
しかし、それも2つの変化によって絶対的な前提ではなくなってきたという。

  • パッシブ投資の普及
    パッシブ投資の普及はアクティブ・ファンドの実入りを圧迫する。
    「投資ビジネスは高い報酬を得すぎていると考える人たちが現れた。
    過去36年がそうだったように、次の36年もこの商売でお金を稼ぐのは容易ではないだろう。」
  • 金儲けの場が変化
    「投資ビジネスが高い報酬を得られる時代はおそらく終わった。
    お金を稼ぎたいなら、今はシリコン・バレーに行くべきだ。」

マークス氏は、これから高い報酬を求めるなら投資ビジネスに入るべきではないという。
同ビジネスはお金の稼ぎにくい業種になっていくだろうという。
一方、もしも投資ビジネスの報酬が世間の平均まで下がってしまったとしても、それでも好きならばそれを職業にすべきという。
マークス氏は投資ビジネスの面白さを語る。


「投資は、同じ日が2日と続かないすばらしい分野だ。
どの試練も新たなものだ。・・・
想像力に富み創造的で多才、適応力がなければならず、知的な問題にも不十分な情報をもとに対処しなければならない。」

こうした目まぐるしい変化を楽しめる人ならば、投資ビジネスを考える可能性がある。
マークス氏は、ウォーレン・バフェット氏がいまだに毎朝スキップしながら通勤しているとの逸話を紹介している。
次は何が起こるのか、ワクワクするのが好きなのだ。
この事情はマークス氏もまったく同じであるようだ。

オークツリーは給料やボーナスを払ってはくれない。
ファンドから歩合をとっているわけでもない。
私がオーナーだから通勤し、会社をうまく経営したいだけでなく、好きだからなんだ。
私のアドバイスは(投資業は)世界最高の職業ということだ。


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