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投資の社会的責任の境界:ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズ氏の英ケンブリッジ大学The Marshall Societyのインタビュー第3弾: ミャンマーへの投資とESG。


こうしたことが起こるのは初めてじゃない。
大きな誤りだ。

ロジャーズ氏が英ケンブリッジ大学The Marshall Societyのインタビューで、ミャンマーでクーデターを起こした軍部を非難した。
と同時に、フロンティアと逆張りを好む冒険投資家は、抜け目のなさも披露している。

過去1-2週間、私はミャンマー投資を検討した。
大きな不幸の中で投資してもたぶん大丈夫なものだ。
しかし、まずインターネットがつながらない。
2つ目に、ミャンマーは新たな投資家を求めるといいながら、とても複雑で困難な手続きが必要だ。

ロジャーズ氏は、ミャンマーのクーデターを逆にチャンスと捉えて、投資妙味があるか、投資が可能かを調べたのだ。
同氏によれば、1962年にはビルマはとても豊かな国だったという。
それが、国を閉ざして50年経つと、アジアで最も貧しい国になった。
ロジャーズ氏は、だからこそ再び成功する可能性があるという。

ロジャーズ氏は、混乱状態にある国への投資について語っている。

「私が学んできたのは、カオス状態にある国に投資すれば、踏みとどまる力があれば、通常5-10年後にはうまくいくということ。
国もよくなる。
他のみんなが逃げてしまったから、人々もあなたが投資するのを喜ぶだろう。
彼らは支援・投資家を必要としている。」

混乱状態にある国が投資を求めているのはそのとおりだろう。
しかし、問題は投資することがその国のどの人たちを利するかにある。
広く国民を助ける前に、去るべき権力者を利するのでは問題だろう。

ケンブリッジの学生もESGの観点から投資の適切性について問うている。
ロジャーズ氏の回答は、とても潔いものだった。

合法である限り、マリファナの会社にも投資した。
私はマリファナを吸いはしないが、合法だから投資した。・・・
合法であり、投資する理由がある限り、私は投資する。
ミャンマーもそうだが、今は私がミャンマーに投資するのは難しい。


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