投資で成功を収めるには:ジム・ロジャーズ

Real Visionによるジム・ロジャーズ氏インタビューの第3弾: 投資において長いホライズンで成功を収める秘訣が語られている。


あなたが年次報告書を読むなら、あなたは90%の投資家より頑張ったことになる。
年次報告書の脚注まで呼ぶなら、その会社のCEOを含むほぼすべての人より頑張ったことになる。
・・・でも、それ以上のことが必要なんだ。

ロジャーズ氏がReal Visionインタビューで、個別銘柄の投資検討の手順について言及した。
ファンダメンタリストが何をやって成功したのかを垣間見る瞬間だ。
しかし、やはり投資家としての成功とはそう簡単なことではないようだ。

「より多く知る必要があるが、さらにそれが何を意味するかを理解しなければいけない。
より多くを知ったがゆえに、あなたはそれを分析しなければいけなくなる。」

ロジャーズ氏は「ファクトとはすばらしい」と語る。
知識を集めることは大きな大きな進歩だという。
しかし、同じ知識を持つ人たちの中でどう有意に立てるのか。

それを分析し、他の人たちよりよく理解するんだ。
これは判断の問題だ。
私には判断のやり方を教える方法はわからない。

がっかりだ。
ロジャーズ流投資術の奥義とは教えて伝えることができない営みのようだ。
ロジャーズ氏自身も人から教わったものではないのだろう。


「どう判断すればいいか?
それこそ私がやれていなかったことだ。
そして、タイミングを計ることも。
できていなかったが、今ではかつてより少しよい判断ができ、かつてより少しよいタイミングを見つけることができるようになった。
待つことを学んだからだ。」

待つことが1つの解決になるという。
確かに、優れた投資家の多くが投資家の資質として忍耐強さを挙げている。
時が来るまでじれずに待てる精神力が重要であることは並みの投資家でも同意するところだろう。

ロジャーズ氏は、自分が老練であると匂わすことはあっても決して成功者であるというような話し方はしない。
1回目の結婚を引き合いにしながら、率直に真実を述べている。

「時々私は正しいことができるんだ。
しかし、人生でたくさん失敗したよ。」

投資において長期的に成功を収める方法、景気・市場サイクルに負けない方法を尋ねられると、ロジャーズ氏は中国株を例に話をした。
同氏はインタビューの日(2017年9月)、ある中国株を売却したのだという。
1999年に中国株投資を始めて以来、売却したのはこの日が初めてなのだという。

私の考え方、私の欠点、私の強みとは、売るのが嫌いなことだ。
保有するのが好きなんだ。
私が買っているようなものは永遠または少なくとも長い年月保有できるものなんだ。
私は怠け者で一生懸命働くのが嫌いなのに、売りはとても大変な仕事なんだ。

伝説のヘッジ・ファンド・マネージャーは何とも地道で常識的なのだ。


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