恐怖とパニックで売買される市場:グッゲンハイム

Guggenheim Partnersのスコット・マイナード氏が、FRBは即刻50 bp利下げすべきと主張した。
先月末には利上げを主張した同氏だが、大きく考えが変わったようだ。


米市場はファンダメンタルズで売買されていない。
恐怖とパニックで売買されている。

マイナード氏が14日Bloombergの電話インタビューで話した。
同氏は7月のFOMCの直前、経済の過熱が心配されることを理由に、FRBは利下げではなく利上げすべきと書いていた。
この主張は読んでわかるとおりファンダメンタルズに基づくものだ。
しかし、ここにきて市場が再びしゃっくりをしだした。
そこでマイナード氏の考えも変わったようだ。

イールド・カーブ逆転はもちろん問題であり、経済への懸念を示している。
FRBが袋小路に追い込まれていることを考えれば、私は打って出て大胆に利下げすべきだと思う。
例えば50 bpの利下げを次のFOMCを待たずに行い、状況を打開すべきだ。


次のFOMCは9月17-18日。
それを待たずに、市場が督促している分、利下げしてしまえというのだ。

FRBは市場から敵意を持たれている。
イールド・カーブは景気後退のシグナルを発している。
FRBが利下げすることになるのを市場はわかっている。
それならどうして、最大の効果を発揮し、素早く動き、問題を解決し、前進しようとしないのか。

すっかり足元を見られ、市場に先回りをされてしまったFRBが、律義にFOMCの日程を待つ意味はないということだろう。
むしろ、さっさと市場期待に追いつき、市場の指標(イールド・カーブやボラティリティ)ではなく、ファンダメンタルズ(インフレなど)に向き合うべきと言いたいのだろう。

「そうすれば、FRBが景気後退を許さないとの明確なシグナルを送ることになる。
それこそパウエル議長が過去6か月間最優先としてきたメッセージだろう。」

マイナード氏はこういうが、いかがだろう。
いうことをころころ変えてきた結果、FRBの送るシグナルの信頼性は徐々に下がっているのではないか。
もっとも、それこそ正常な市場というものなのかもしれないが。


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