Exclusive 海外経済

急に債券投資家が騒ぎ出した
2020年4月10日

ジェフリー・ガンドラック氏やスコット・マイナード氏ら名だたる債券投資家が、コロナ・ショックへの政策対応に危機感をにじませ始めた。


もちろん喜んでいる。
私はダウ平均が19,000を割ったところで株のショートを閉じた。
同じように、数日前にいくらか戻したのを喜んでいる。

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が昨日ツイートした。
同氏は先月、大きな利益が上がったことを理由に株式のショート・ポジションを閉じたと明らかにした。
しかし、また数日前にショートを始めたという。
同氏の弱気スタンスはまだ終わっていないのだ。

ガンドラック氏は、FRBによる事実上の中小企業向け貸付、ジャンク債買い入れを嘆いている。

FRBがすべての人を救済するなら、実際には誰も救済されないことになる。
そこを考えてみるといい。

国の政策とは煎じ詰めれば右手が左手を救うようなものだ。
全員が救われる政策とは、全員が負担を負う政策にすぎない。

著名投資家の多くは、資本家であると同時に、フィランソロピーにも積極的だ。
だから、新型コロナウィルスの問題が発生した時、その対応に全力を尽くすべきとみなが話した。
しかし、最近その状況が少し変わりつつある。
講じられる財政・金融政策の規模が想像を大きく超えてきたのだ。
これを心配し、ついに口にする人が増えている。

先に口にし始めたのが債券投資家だ。
政治家・官僚・株式投資家は総じて(短期的に)刺激策の恩恵を受けやすい
先のことはいったん忘れて、恩恵を受けることに専念する傾向がある。
それに対して債券投資家はインフレを極度に恐れる。
過剰な刺激策には警戒せざるをえない。

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏は、淡々とFRBのスタンスを描写している。
価値観を交えてはいないが、十分ににじみ出た書き方だ。

FRBは明確に、分別と責任のある投資に耐えるつもりがないことを示した。・・・
FRBはなんでも買いに参加したのだ。

FRBの試みは成功するのか。
仮にFRB財務や通貨の価値に問題が起これば、1913年のFRB設置の趣旨まで遡り大きな議論が起こることになろう。


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