弱気相場で米国株・ドルのダブルパンチ:ジェフリー・ガンドラック

債券王ことダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、現在が2006年と類似しているとして、投資家に弱気相場への備えを始めるよう促した。


米国株市場が最も下げるだろう。
それは、過去3回の大きな停滞期が示している。

ガンドラック氏があるインタビューで語った、不吉な米市場についての予想をfinews.chが伝えている。
過去3回でも、大きな停滞期に入る前の世界の市場はまちまちだったという。
直前に最良だった市場は経済も盤石だったが、停滞期に入ると状況は逆転した。
最良だった市場が最も下げたのだ。

「今回、米国株は他のすべての地域をアウトパフォームしている。
これは経済が相対的によいためということもあるが、減税や自社株買いも効いている。
しかし、次の景気後退では自社株買いも止まるだろう。」

ガンドラック氏は、外国人投資家にとってダブル・パンチを食らわす予想をしている。
それは、米国株の下落に加えてドルの下落予想だ。

ドルも価値が下がるだろう。
ドルはすでにピークを打った。
次の景気後退期、ドルは大きく相場を下げ、米国は最悪のパフォーマンスの市場となるだろう。
そこから再び今の記録的水準まで戻るには時間がかかるだろう。

ガンドラック氏は1年半ほど前からドル安予想を口にしだしたが、少し時期が早すぎた感がある。
これまで実現は待たされてきた。
ファンダメンタルズに要因があり、ドル相場が伝統的に大きな波を描いてきたのも事実だから、ドル安予想はさほど意外なものでもないだろう。


ドルの実効為替レート
ドルの実効為替レート

ガンドラック氏は投資家に二者択一を迫る。

それが1年のうちにくるか4年のうちにくるかは関係ない。
今すぐ準備しなければ、経済が良好な中ポートフォリオの良好なパフォーマンスが得られるだろう。
しかし、停滞期になった時に問題を抱えることになる。

サイクル終期の上げの恩恵をとりにいって、弱気相場で多く失うか。
サイクル終期の果実をあきらめ、すぐに備えを始めるか。
都合よくマーケット・タイミングができる保証はないから、現実的にどちらかを選べと諭しているのだ。

ガンドラック氏は備えの1つとして、ポートフォリオへの金の組み込みを奨めている。
最近の金価格上昇で、ガンドラック氏は金に対して強気から中立にスタンスを変えている。
仮に金価格が1,400ドルまで下げれば再エントリーが可能だという。


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