投資

弱気相場じゃない、ポジティブな調整だ:バイロン・ウィーン
2020年2月26日

ブラックストーンのバイロン・ウィーン氏が、株式市場の急落について強気の見通しを述べている。


「市場は買われすぎで、市場心理は楽観的で熱狂に近かったため、急落を起こしやすい状態だった。
コロナウィルスが中国、アジアを超え、大陸をまたがって広がるとの考え方の変化が市場を駆り立てた。」

ウィーン氏が24日引け後CNBCで、株価急落についてコメントした。
同氏は市場を動かした2つの要因を挙げている。

  • コロナウィルスに対する見通しの変化
    市場では第2四半期までに事態が制御されるとの見方が強かったが、それに疑問符がついた。
    コロナウィルスの影響もあり、欧州ほかで景気後退入りの懸念が高まった。
  • バーニー・サンダース候補の躍進
    これは株高要因。
    サンダース氏が民主党候補となれば、トランプ再選の可能性が高まるとして、市場から好感されている。

今回は前者が上回ったというわけだ。

ウィーン氏はいつもの口ぐせを繰り返した。

市場とはいつでも5-10%程度の調整を起こすものだ。
たぶん今それが起こっているだけだ。
世界の終わりが来たわけじゃない。

ウィーン氏は決してブレない。
常に健全な楽観を保ち、淡々と市場の先行きを予見してきた。
今回も過度な悲観に陥ることなく、将来起こりうることを予想する。
ウィルス感染はいつか制御され、世界経済は拡大を続け、市場が再加速する。
現状の低金利からすれば、米国株の株価は「ばかげた水準ではない」と話す。

ウィーン氏の魔法のDDMテーブルが、同氏の相場観をよく表している。
株価下落と同時に米長期金利は低下した。
低下前で見ても、米株価には割高感はなかった。
(もちろん、今後金利上昇が起こればそうでなくなる。)
低下後はむしろ数字の上では割安にさえ見えてしまう。

ウィーン氏は、今回の急落を「継続的な上げ相場の中の調整」と呼び、弱気相場入りとは考えていないと明言した。

これは弱気相場の始まりではない。
ファンダメンタルズの進展にかかわる深刻な調整だ。
ファンダメンタルズの進展が最終的に調整され、それが再び以前の方向に動き出すのであり、ポジティブなことだ。


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