投資

市場はFOMCに過剰反応:デニス・ガートマン
2021年6月23日

デニス・ガートマン氏は、市場が先週のFOMCの結果に過剰反応したとして、短期的な投資チャンスをいくつか紹介している。


市場は少しFRBに過剰反応したようだ。
何人かが示唆しようとしたほどにはタカ派的ではなかったと思う。
現実には、FRBは来年のどこかで金融政策を引き締めるかもしれないといっただけで、それは12-17か月後と遠い未来だ。

ガートマン氏がBloombergで21日、FOMC直後の市場の反応を過剰反応と指摘した。

15-16日のFOMCについては、セントルイス連銀ブラード総裁の発言などを手掛かりにFRBのタカ派的な意向が意識され、18日に売られる展開となった。
週明け21日には流れは逆転し、主要3指数揃って戻す展開となっている。

ガートマン氏は、米国株市場が基本的には上昇を続けると予想している。

「少し売られすぎで、まだ強気相場であり、株式市場はまだ右肩上がりを続けるだろう。
私は過去6週間ほど株式を嫌ってきたが、金曜日の朝に買い手に戻るのに合理的と思われる水準まで戻ったので、すこし強気になった。・・・
今は売り手よりは買い手であるべきだろう。」

リフレ・トレードは終わったのかとの質問に対しては、ガートマン氏は足元で同トレードが停止している点を認めている。
短期的な市場心理の変化があったためという。

終わったというのはまだ少し早い。
しかし、たくさんの人がボートのインフレ側に寄ったので、重さでボートが傾き、多くの人が下りたのだろう。
今後2-3年で見てインフレ・トレードが終わったかといえば、まったくそうではないと思う。

市場でリフレ・トレードへの集中があったために、ポジションをいったん閉じた参加者が増えたとの解説だ。
一方で、中期的にインフレ懸念というテーマが消えたのではなく、再び市場のテーマになると予想している。

FOMC後には、利上げ予想が早まったにもかかわらず長期金利が低下した。
短期側は少し上昇したから、イールドカーブはフラット化したことになる。
一因として一説には、FRBのタカ派姿勢でインフレ懸念が低下し長期金利の低下要因になったと言われている。

ガートマン氏は、FOMC後の市場の反応はいくぶん過剰反応だと考えている。
したがって、イールドカーブについても再びスティープ化すると見ている。
結果、スティープ化で恩恵を受けるセクターが狙い目になるという。

インフレ心理は今後5-7か月で強まると考えている。
FRBの金融引き締めまでは長い時間があり、イールドカーブのフラット化は少し行き過ぎと考えている。
イールドカーブは再びスティープ化するだろうから、今後3-6か月、銀行株はお金を仕舞っておくのに良いところになるだろう。


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