投資

ブラックロック 市場に差す希望の光:ブラックロック

資産運用の世界最大手ブラックロックのラス・ケストリッチ氏が、投資家に希望を与えるような強気材料を列挙してくれている。


「現在、顧客にはこんなことを話している。」

ケストリッチ氏がCNBCで、顧客にアドバイスしている内容を明かした。
底がどこになるかはわからないし、リスクを定量化するのが難しいとした上で、それでも顧客が過度な弱気に振れないように気を遣っている。
こうした内容は、弱気好きな日本人にこそ大切なのではないか。

私たちは免疫学者ではないが、いくつか希望の光も見えている。
バリュエーションは大きく下がった。
今朝(雇用統計で)わかったとおり、米経済の基本的構造は健全だ。
ウィルスの影響はわからないが、労働市場は強い。
金利低下により追い風が強まった。
原油価格低下は消費者にとってプラス。

ウィルスは確かに不確実性を増したし、経済・市場に悪影響を及ぼしている。
しかし、その一方で見過ごされている強気材料も少なくない。
ケストリッチ氏は、もしも「ウィルスが今後数週のうちにピークをつけ始めれば」、市場がこうした好材料に反応するようになると予想する。

ケストリッチ氏は、米国で進む金利低下について、構造的要因(複数年に及ぶ債券価格上昇、人口動態的追い風、供給不足)があったところに、今回のウィルスの恐怖が起こり生じたものと説明した。

「債券市場は(10年債利回りが)70 bpと、たくさんの悪いニュースを織り込みつつある。・・・
実質ベースの利回りの急落に加え、金の上昇、円の上昇を見る限り、これは市場の大きな恐怖を示している。」

ケストリッチ氏は、同様に株式市場にも恐怖が反映されつつあると読むが、だからといって下げ止まるとは限らないと話した。

「市場は、バリュエーション自体が底を提供してくれるとは考えていない。
米国債によるヘッジに反映された大きな恐怖が、その最良な例と考えている。」

ケストリッチ氏は、中央銀行がウィルス由来の混乱に対処するのには限界があると話す。
むしろ、産業ごとの支援策、サプライチェーンの課題、そしてウィルスそのものの封じ込めが必要になると述べた。

最後にキャスターが核心の質問を浴びせている。
「債券を長期で買える」か、という質問だ。
ケストリッチ氏は思わず短くため息を吐き、現状の利回りが投資の難しい水準にあることを認めつつ、債券の役割はなくならないと話している。

2週間前までは債券利回りがバカらしく低いとみんな考えていた。
経済が崖から落ちるのではとの最大の恐怖がみんなを襲った時、債券はヘッジとして機能し続けた。
だから、急いで買いもしないし、ここで急いで売ることもしない。


-投資
-, ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 その他利用規約をご覧ください。