投資

少しずつ買うべき時:デビッド・テッパー
2020年3月24日

アパルーサ・マネジメントのデビッド・テッパー氏は、現在の株価水準が長期投資家にとってチャンスだとし、その条件をいくつか説いている。


どの株を?
ソーシャル・ディスタンシングによって、ある産業は変化しつつあり、ある産業は中長期にわたって影響を受けるから、特に選別が重要だ。

株を買っているかとCNBCで尋ねられ、テッパー氏は銘柄選択の重要性を説いている。
同氏は現在の米株価水準に妙味があると感じている。
しかし、それも銘柄次第だ。
ある銘柄は1-2年後に再び花を咲かせるだろうが、ある銘柄は衰退するかもしれない。

キャスターがテッパー氏に直球の質問をぶつけたのには理由がある。
テッパー氏の2010年の強気予想は有名だ。
同氏は2010年に強気相場の継続を予想し的中させた。
コロナ・ショックまで10年続いた強気相場は「テッパー・ラリー」と呼ばれている。

そのテッパー氏が、今はまだ先行きについて確たる予想を持っていない。
「変数が多すぎる」ためだ。
過去の弱気相場を見直せば、ここから10%下がる可能性もあると話す。
一方で、言われている政策が実施されるなら底に近い可能性もある。

その10%下落、15%下落を気にしないなら・・・私は価値のあるものを少しずつ買っている。
それは下がらないということを意味しないし、これからも少しずつ買うつもりだ。

目先の10-15%の下げを気にしないとは、長期投資という意味だ。
テッパー氏は「少し買う」という表現に徹して話す。

「少し買うのは全く間違っていない。
私はいくらか参入していているが、レバレッジをかけるかといえばかけない。
市場はまだ下げるかもしれないから、投資しすぎてはいけない。」

長期投資家なら「少し買うべき時」とする一方、「120%本格的に投資するという意味ではない」と釘を刺している。
さらに下げた時に買い増す覚悟を持ち、余力を残しておけというメッセージだ。

テッパー氏が「少し買っている」セクター・資産クラスは次の通り:
・大部分はハイテク
・病院など医療
・ジャンク・ローン
・債券
・銀行の債務

銘柄・セクター選別が重要というのは完全にコンセンサスになっている。
その意味で、少なくともこの下げ局面ではインデックス・ファンドのロングの出番はほとんどないだろう。
アクティブ・ファンドの腕の見せ所だ。

テッパー氏は幅広い分野を物色し「少し買う」ことを続けていると話す。

私たちは少しずつ買っている。
間違いない。
いくつか異なる資産クラスを見ており、長期的にとても面白いと感じている。


-投資
-, ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。