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将軍は戦場を見捨てた:ジェフリー・ガンドラック

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、短期的と断った上でドル高を予想し、同時に株安の可能性が高いと話している。


将軍は戦場を見捨てた、多分ね。
まだ決めつけるのは少し早い。

ガンドラック氏が8日のウェブキャストで、米国株市場とドル相場について語っている。
「将軍」とは市場を牽引してきたFANG+Microsoftのような銘柄のこと。
戦場は株式市場だ。

6月または7月初め以降FANG+MicrosoftがS&P 500をアンダーパフォームしているのは注目すべき点だ。
過去2営業日のようにリーダーが吹っ飛ぶような動きをした時、その前の長い強気相場を特徴づけていた牽引力が見られない時、それは要注意だ。
・・・伝統的な分析の観点から、ある種、世界の株式市場の高値だったのだと思う。

ガンドラック氏は、株式市場に弱気な理由をテクニカル、バリュエーション以外にもいくつか挙げている。
1つは小口投資家による売買の急拡大だ。

「もちろん、小口投資家の行動は全く恐ろしい。・・・
もちろんこれは、多くのサイクルを経験した人にとっては市場状況として最悪のサインだ。
私は多くのサイクルを経験してきた。」

ガンドラック氏は「バブル」とは言わなかった。
ただ、何かの「最悪のサイン」とだけ言った。
バブルの1つの特徴は大衆の根拠なき熱狂だ。
ドットコム・バブルも住宅バブルも一般大衆が熱狂し、バブルを膨らます原動力の1つとなった。

ガンドラック氏が明かしたもう1つの弱気の理由はドル相場だ。

今回のS&P 500のメルトアップを特徴づけるのは、ドル安と同時に起きたことだ。

ダブルラインではこれまで長い間ドルに弱気な見方を続けていた。
しかし、数週間前、久しぶりに短期という限定ながらドルに強気になったという。
ドルが少し行きすぎたと見て「反トレンドの上昇」を演じつつあるのだという。
ただし、長期ではいまだ「大きなドル安予想」だ。

短期のドル高予想は逆に株式市場へのインプリケーションになるのだという。

これが示唆するのは、最近の株式市場の動きがパンデミック後のパターンでなくなったことから、もしもドルが上昇するならS&P 500は下がると思う。
それが今起こっているんだ。
トレンド線を用いると、数週間前ドルは抵抗線に捕まった。
そして、大量のドルのショート・ポジションが積みあがっている。


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