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好ましいのはフルインベスト:ウォーレン・バフェット
2022年2月27日

オマハの賢人ウォーレン・バフェット氏が、投資難の中で現金保有を積み上げる一方、自社株買いを続けている。


この堂々たる金額が錯乱した愛国心の表れでないことを保証する。
実際、チャーリー(・マンガー)と私は、企業を所有することへの圧倒的な選好を失っていない。

バフェット氏が2021年度の株主向け書簡で、積み上がった現金等価物についてコメントしている。
オンバランスの現金等価物(BNSFとバークシャー・ハザウェイ・エネルギーを除く)が1,440億ドル(約16.5兆円)、うち1,200憶ドル(約13.8兆円)が短期の米国債であるという。
日本の平時の一般会計予算が100兆円前後と考えると、一民間企業の持つ現金として途方もない大きさであることがわかる。
バフェット氏は、米政府債務(FRB等保有分を除く)の0.5%を自社がファイナンスしていると書いている。

バフェット氏は、現金保有の目的を健全性・独立性を保つためとし、マンガー氏とともに、バークシャーが常に300億ドルの現金等価物を維持すると決めている。
バークシャーの債権者・保険契約者にも一定の現金を保有することを奨めている。

バフェット氏は11歳の時(ダウ平均99ドルの時代)、貯金のすべてを投じ株式投資を始めた。
つまり、少年はフルインベストで投資家人生を開始したのだ。

最初に飛び込んで以降、私は自分の純資産の80%以上を株式に投資してきた。
その間の好ましい状況は100%であり、今もそうだ。
現在の約80%というバークシャーの状況は、私たちの長期投資の基準に合う企業あるいはその一部(つまり売買可能株式)を見つけられなかった結果だ。

長期投資を信じ、米国株市場を信じるバフェット氏からすれば、マーケット・タイミングも必要ではなく、フルインベストこそ最善となる。
それなのに現金が下限300億ドルの3-4倍まで積み上がっているのは、投資難の継続を表しているのだろう。
バフェット氏は、過去にも同様の時期があったとしつつ、現状が愉快なものでないことを認めている。
そして、この状況がいつまでも続かないと書いている。
実際、1つの解決策として、バフェット氏は自社株買いを挙げ、過去2年間で2019年末の発行済み株式の9%を買い戻したと説明している。

バフェット氏はバークシャー株主の投資価値を高める3つの方法を呈示している:

  • オーガニックな成長: 買収よりリターンの率は良いが、規模は小さい。
  • 企業を支配せず出資する: 魅力的だが良い投資先はほとんどない。
    「原因は自明の理だ: 株式・アパート・農場・油田のなんであれ、低い長期金利は生産資産すべての価格を押し上げる。」
  • 自社株買い: 投資と同様に株価次第だが、簡単・確実。継続株主の持分が増える。

バフェット氏は自社株買いの意義をアピールする。

継続株主にとっての価値の上昇とともに、他の関係者の利益にもなる:
自社株買いは売り手や社会にもそこそこの恩恵をもたらす。


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