投資

大手テックから撤退した:モハメド・エラリアン
2020年8月1日

アリアンツ首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏が、投資対象としての大手テクノロジー銘柄について慎重なスタンスをとっている。


NASDAQのアウトパフォーマンスの背景にある、私が好むテーマとは、バリュエーションだ。
私はバリュエーションにワクワクしないんだ。

エラリアン氏がYahoo Financeで、大手テクノロジー企業の進撃は続くのか尋ねられ、答えた。
質問者は、GAFA 4社のCEOが29日に公聴会で証言した経緯なども挙げ、広い観点からの意見を求めたようだが、エラリアン氏の回答はかなりフォーカスされたものだった。

エラリアン氏は、大手テクノロジー企業が有望視され続ける理由を解説する。
特にコロナ・ショック下で求められる4つの特徴:

  • 強いバランスシート
  • キャッシュフローがプラス
  • 優れた経営陣
  • コロナ・ショック中もその後も好業績

を兼ね備えており、市場は、こうした企業がアウトパフォームを続けると読んで買っているのだ。
エラリアン氏は、これら特徴が(ある程度)満たされていることを認めながら、この数週間は逆の行動を選択したのだという。

「私はこの番組で何度も、相対的な意味でテクノロジーに重点を移すなと言ってきた。
・・・過去3週間あまり私は間違えた。
私は3週間半、短期売買のポジションでこれら銘柄からエグジットしたんだ。」

エラリアン氏は、テクノロジー銘柄から今月エグジットしたことが間違いだったと素直に認めている。
同氏は結果を重んじる。
プロセスが正しかろうが利益をとり逃せば失敗なのだ。

実は最近のエラリアン氏の失敗はこれが最初ではない。
同氏はコロナ・ショック開始時には的確に相場の方向性を察知し、市場が底を打った3月23日の後に参戦ししっかり儲けていた。
ところが、6月に経済再開がうまく行きそうに見えた時、テクノロジーにとどまり、「再開」銘柄の上昇に乗り損ねている。
今回の「間違い」は、その後にテクノロジーからエグジットしたことだから、6月の出遅れがたたったようにも見える。

短期売買では必ずしもうまくいっていないようだが、エラリアン氏はテクノロジー銘柄への慎重な見方を変えていない。
投資とは、良い企業に投資すればよいというわけではなく、いくらで買えるかが重要だ。

私が本当に疑問視しているのは全体のバリュエーションなんだ。
私は、これら銘柄は現在の経済を乗りきるための回復力・素早さを兼ね備えており、アウトパフォームを続けるのが可能だと考えている。
本当のところ、まだ意味のあるバリュエーションになっているのかがわからないんだ。


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