大幅下落のリスクがある:ロバート・シラー

ロバート・シラー教授が、米国株市場について大幅下落のリスクがあると話した。
市場のナラティブは昨年変化を始め、市場の時計が速く回りだしたように見えると言う。


「市場心理は政府閉鎖によって影響を受ける。
政府閉鎖は米国の二極化の進展の一端だ。」

シラー教授はBloombergで、トランプ大統領の招いた政府閉鎖が市場心理を悪化させている可能性を否定しなかった。
大統領はメキシコとの国境での壁建設の予算化を主張し、議会と対立した。
米政府では12月22日より閉鎖される機関が出始めている。

ただし、政府閉鎖とはそう長期的な話にはなりえない。
シラー教授は、政府閉鎖が現状の極端な弱気心理の主要因ではないと示唆した。
もっと長いスパンで市場を弱気にさせる予感が広がっているという。

株式市場は長期の投資であることを忘れてはいけない。
人々は将来の景気後退の可能性を意識し、それがしばらく続くと感じ、現在のブームが終わるかもしれないと考えている。
この緊張感が市場に入り込み、荒い取引になっているんだ。


シラー教授によれば、人々の「期待」とはとても変化しやすいものだという。
期待がどれだけ経済・市場を動かすかには2つの要素があるという。

  • いつみんながそれに気づくか
  • どれだけ市場が注目するか

「昨年、市場の注目度ははるかに強まり、
市場の時間はスピードアップしたようだ。
みんな変化を探している。」

シラー教授によれば、歴史を見る限り、早ければ1日にしてナラティブが変化してしまうこともあるのだという。
教授は今の相場について、かつてとは異なる雰囲気・異なる話で決まっているように思えると話した。
予想するわけではないと断りながらも、市場がさらに下げるリスクがあると指摘した。

少々危険な時点にある。・・・
大幅下落のリスクがある。
今世紀に似たことが数回あり、また起こりうるからだ。
前回の出来事はしばしば、今回起こるかもしれないことを想像するときのモデルになるんだ。


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