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大学生へのアドバイス:ジム・ロジャーズ
2021年3月3日

ジム・ロジャーズ氏の英ケンブリッジ大学The Marshall Societyのインタビュー第2弾: 心配されているバブルの局面、パンデミック下の経済政策。


私は、バブルが世界市場・世界経済で膨張しつつあると見ているが、まだ本格的なバブルではないと考えている。
例えば、米市場では多くの株式がまだ下がっており、世界でも株式はまだ下がっているものがある。

ロジャーズ氏が英ケンブリッジ大学The Marshall Societyのインタビューで、目下の市場の最大の関心事についての質問に答えた。
今はバブルなのか。
そうだとすれば、この先どうなるのか。
同氏の答は、まだ膨張中というものだ。

現状がどれだけ続くかについては、私はまだ終わらないと思う。
まだ制御不能にはなっていないからだ。
でも、その兆候が見え始めている。

ロジャーズ氏は、自身のマーケット・タイミングの的中率が低いと断った上で、まだバブルが弾ける段階ではないとの見方を示した。
一方で、その時が近づいている兆しはあるという。
兆候として、GameStop株等でのショート・スクイーズ、SPACの流行を挙げている。
似たようなことは過去の歴史で繰り返し起こっており、強気相場の終わりで起こるのだという。
その一方で、ロジャーズ氏は、現在ショートはしていないと述べている。

パンデミック下のあるべき経済政策を尋ねられると、ロジャーズ氏は市場機能を重視した経済政策(産業政策)の重要性を説いた。

私の考え方は、失敗したものを支えようとすれば、最後にはより多くの問題を抱えることになるというものだ。
システムが機能するには、みんなが問題を抱えた時に、優秀な人たちがやってきて資産を引き継ぎ、資産を再編成し、より健全な基礎から再出発させないといけない。

ロジャーズ氏は1990年代初めの日本とスカンジナビア諸国を比較し、すべてを救おうとした日本が失敗し、破綻を許容したスカンジナビア諸国が復活に成功したと話した。
すべてを救おうとすれば、経済の強さを削ぎ、大きなつけを次の世代に残すことになるという。
その上で、とても実現が難しいアドバイスをケンブリッジの学生たちに告げている。

もちろんみんなフリー・ランチを欲しがるが、長い目で見れば・・・
英国・米国では年寄りであるのは良いことなんだ。
年寄りはこれらの恩恵をすべて受けることができるからね。・・・
何かあなた方にアドバイスがあるとすれば・・・なるべく早く年を取ることだ。


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