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外国為替市場は年後半に動く:PIMCO
2021年4月23日

PIMCOのエリン・ブラウン氏が、いつものように広範な資産クラスについて現状に即したわかりやすい解説をしている。


特に決算シーズンが進むにつれ、株式はさらなる上昇の可能性が大きい。
さらに、今年がどうなるか、特に今年後半がどうなるか、予想が始まる。
市場の一部の正常化については大いに価格に織り込まれているが、まだ上昇の余地があると思う。

ブラウン氏がBloombergで、株式に対して強気の見通しを語った。
有望セクターとしては、社会活動の正常化の恩恵を受けやすい旅行、レジャー、娯楽を挙げている。

ブラウン氏は、パンデミックはまだ終わっていないとし、今後も国・地域によってワクチン接種の進捗などにより回復に差が出てくると警戒を緩めない。
しかし、それでも同氏の強気の結論は揺るがない。

「そういいつつも、始まりよりは終わりに近いという事実を見失うべきではない。
世界中で莫大な金額の金融・財政支援策が消費や正常への回帰を助けている。
思い出したようにウィルスのニュースがあるだろうが、それで弱気にはならない。
アンダーパフォーマンスの可能性があるとしても、それら市場で少し長引くだけだ。」

現在のリスクは、取っても割にあうリスク、大きな失敗にはなりにくいリスクということなのだろう。

ブラウン氏は、地域別に有望セクターを挙げている:

  • 米国: ホテル、ホテルを支援する不動産会社、航空
  • アジア: 「市場が年後半の上昇可能性を見過ごしているゲーム」

ブラウン氏は、投資戦略におけるインフレの考慮について尋ねられている。
同氏は、インフレを現在の市場における最大のリスクであると話した上で、その予想において片側の決めつけをせず対処法を述べている。

インフレにポジティブなら最もインフレの影響を受けやすい株式の買いだ。
逆なら、ポートフォリオに物価連動債等を入れたり、コモディティを少し入れることだ。
サイクルの現時点では、エネルギー以外のコモディティは意味がある。
サイクル中期の環境に入るにつれ、製造業サイクル関連のコモディティが有利な状況だろう。

世間ではインフレ予想派とディスインフレ予想派が議論を戦わせており、足元ではインフレ予想派が優勢なように見える。
PIMCOはその中で、インフレはさほど高くならないとする、どちらかといえば後者のスタンスだ。
ブラウン氏のスクウェアなコメントは、そうした意見が二分されている状況を反映したものかもしれない。

カナダ中銀が金融緩和の縮小に動き始めたことに関連し、ブラウン氏は為替市場についてもコメントしている。

単に為替だけでなく金利、ディレーションにも注視している。・・・
年後半になり、それぞれの中央銀行がそれぞれ異なるインフレ環境に対応するにつれ、大きなチャンスがやってくると考えている。


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