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グッゲンハイム スコット・マイナード 原油価格がマイナスに!?:スコット・マイナード
2020年4月5日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、クレジット市場でやや買いの意欲を示しつつ、株式・原油に対しては弱気の予想を続けている。


(底打ちまで)まだ一段の下げが必要だ。
失業や経済の縮小などのデータが出てくれば、市場はまたパニックを起こすだろう。

マイナード氏が2日FOX Businessで、市場はまだパニックから脱出していないと話した。
まだ底を打っていないと予想するものの、投資先を厳選し「少し買う」方向へ重心をずらしているという。

コロナ・ショックの前、グッゲンハイムは高すぎるバリュエーション、金利急落の可能性を心配していた。
くしくもこの2つの懸念はコロナウィルスがいくらか軽減してくれた。
今は、中身を重視しながら、買うことを検討しているのだという。
ただし、あまり前のめりになってはいけないという。

現時点で警告したいのは、有り金を全部投資すべきでないこと。

マイナード氏は、今年のS&P 500のEPSが100ドル程度まで下がりうると予想する。
それに「伝統的なPER水準である15倍」をかけると1,500になる。
ピークの3,300レベルからはすでに大きく下げたように感じられるが、さらに下げる可能性も否定できないという。
このため、マイナード氏は、自身の運用するポートフォリオについて、当面は債券重点でいくことになると見ている。
具体的には、リスク許容度を高め、厳選した投資適格社債、地方債などで買いのチャンスをうかがっているという。

マイナード氏は株式についてまだ慎重だが、特に下げた株を買うのには後ろ向きだという。

「接客、航空の株は『死の罠』になりかねない。
一部は二度と浮かんでこないだろう。」

マイナード氏は、こうした銘柄の中に破綻に至るものが出てくると予想している。
単純に下げたものを買う《逆張り》は高いリスクをともなうことになる。

マイナード氏が検討しているのは、国内事業を中心に営む小型株、米経済が上向くタイミングで製造業だという。

エネルギー産業について尋ねられると、マイナード氏はまだ買い控えているという。
このセクターも破綻の発生が予想されるほか、原油価格が再上昇しにくいと見るからだ。
同氏によれば、今サウジとロシアが供給制限で合意したとしても、需要の落ち込みで原油価格は上昇しにくいという。
その上で、グッゲンハイムらしい、前提を推測するのも難しいほど弱気な予想を述べている。

私たちの原油モデルでは、原油価格は下落を続けると予想されている。
最終的には原油価格は1桁レベルまで行くと予想している。
原油価格がマイナスになるシナリオもいくつかある。

先物価格の話なのだろうが、価格がマイナスになるシナリオとはどのような世界を想定しているのだろうか。


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