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単なる時間の問題:モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏が、米財政刺激策は時間の問題だとし、経済が二番底を迎えるとの見方を否定した。


まったく驚かなかった。・・・
これが選挙前に起こる確率を1/3と予想していた。

ウィルソン氏がCNBCで、6日の米国株市場の下落についてコメントした。
同氏にとっては想定内の出来事だったようだ。

トランプ大統領は6日、コロナ対策のための追加支援策の協議を大統領選挙まで停止すると発表した。
このニュースを受け、同日のS&P 500は前日比1.40%下げ、3,360.95で引けている。

もっと重要なことは、私たちが選挙の前だろうが後だろうが財政刺激策がどこかの時点で行われると考えていることだ。
時間の問題にすぎないんだ。

ウィルソン氏は、6日の下げを当然のことと見る一方、刺激策の可能性がなくなったわけではない点を強調した。
実際、同氏は刺激策はいつか講じられると予想している。

とはいえ、追加支援策が早期に行われないことは、短期的には大きな悪材料だ。
ウィルソン氏は、米市場のダウンサイド・リスクについて尋ねられると、テクニカル面から示唆されるワースト・シナリオを話している。
市場で9月に進んだ調整が、「長期的なサポート領域のようなもの」を形成したのだという。

ワースト・シナリオは、200日移動平均線まで、S&P 500で3,100程度まで後退するというもの。
ぎりぎりで何か起こるとの期待があるから、この下げは一直線になるだろう。
選挙までに何もなされなければ、これが現実的な下方サポートであり、現実的なダウンサイド・ケースになる。

少なくとも昨年まで市場の中で弱気派の代表格だったモルガン・スタンレーだが、今では様変わりだ。
昨年11月、同社は2020年のS&P 500について下げを予想していた。
(皮肉にも、コロナ・ショックでこの下げは一時実現していた。)
コロナ・ショックで市場が底値に近づくと、まず株式について、次に経済について強気な見方に転じてきている。

ウィルソン氏は、米経済の回復が鈍化しつつあるのを認めるものの、いまだ回復基調にあると話す。

「最終的に刺激策が実現するなら、経済を浮揚させておくためにこの30日内に刺激策が必要だとは思わない。
つまり、刺激策がなくても、30日内に景気が二番底に向かうリスクはない。
視聴者に対する主なメッセージは、私たちはまだ刺激策が講じられると考えており、選挙の前か後か、時間の問題にすぎない。
私たちは選挙後になると予想している。」


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