海外経済 投資

再開/リフレ・トレードは終わった:デービッド・ローゼンバーグ
2021年8月3日

ベア派エコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏が、押し目買いの誘惑に打ち克ち、よりディフェンシブな投資にシフトするよう奨めている。


私たちは揺らぐことなく『リフレ・トレード終焉』論者の側にいる。
私たちの社内のリフレ総合指標により確認された意見だ。

ローゼンバーグ氏がFinancial Postで、いつもの通り弱気予想を述べている。
リフレは終わり、従来からのディスインフレ/デフレ予想が今後実現すると示唆したものだ。

ローゼンバーグ氏が言及した「リフレ総合指標」とは、リフレの兆候を示す複数の指標を総合したもの。

  • 銅:金
  • Russell 2000:Russell 1000
  • 均等荷重平均の一般消費財:生活必需品
  • S&P 500のバリュー:グロース
  • 加ドル/円のクロスレート
  • S&P 500の高ベータ:低ボラティリティ
  • 新興国市場株式:先進国市場株式
  • 30年-10年イールド・スプレッド

が勘案されているという。
最新の数値は年初来最低を記録し、これがインフレ低下を予想しているという。
ちなみに、同指標と10年ブレークイーブン・インフレ率の間の相関係数は0.80、平均先行期間は3-8か月だという。

ローゼンバーグ氏は、他にも再開トレード、リフレ・トレードが終焉を迎えたと示す指標を挙げている。

  • S&P 500の時価総額加重平均:均等加重平均
  • 米国債利回り低下

ローゼンバーグ氏の主張が、単にインフレがピークアウトするという話なら、意外感はないだろう。
足下のインフレには一過性の要素も多く、それは強気派・インフレ予想派も認めるところだ。
しかし、同氏の主張がさらに株安という話なら、そこまでにはまだ少しロジックが必要であるようにも感じられる。
だとしても、とにかくローゼンバーグ氏は株式市場が弱まると信じているようだ。

私たちは、ポートフォリオにテコ入れし、経済成長加速時に持ちたいものから、(今日のように)経済が鈍化する時に良くなる、よりディフェンシブ/金利敏感な分野へと配分を変えるべきと信じている。


-海外経済, 投資
-, ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。