債券王ビル・グロスの8つの名言

PIMCOを創業し世界一の債券ファンドに育て上げたビル・グロス氏が今年3月引退した。
債券王と称えられたグロス氏の名言をBusiness Insiderが16紹介しているが、ここではさらに厳選して半分の8つを紹介しよう。


初めの6つは投資家に対するアドバイスのようなもの:

「私は、若い頃のブラックジャックのキャリアでいくつかのことを学んだ。
第1のことは、もしもたくさん努力し数学的能力を磨けば、(カジノや市場の)システムさえも打ち負かすことができるということだ。」
(The Guardian)

「あなたのお金を投資するのに最良の人、最良の組織を見つけることこそ、あなたの人生で最も重要な金融上の意思決定になる。」
(Financial Express)

「おそらくこの商売に長くいればいるほど、アキレス腱をさらす期間も長くなっていく。」
(CNBC)

「あなたは本当に好きな株の銘柄があるか?
それにポートフォリオの10%ほどを投じなさい。
アイデアを大切にしなさい。
良いアイデアは分散することで無意味に忘却すべきでない。」
(The Motley Fool)


「市場は不合理な理由で動くものだ。
そして、あなたはそれに備えなければいけない。」
(CNN Money)

「株式は歴史的に、ほぼすべてのオルタナティブ投資より良好なリターンを上げてきた。
しかし、それはレースの開始時の価格が妥当な場合に限る。」
(The Street)

最後の2つは運用業界の内幕をうかがわせるものだ。

「インデックスよりアンダーパフォームしてしまった時には、夜家に帰って悲嘆にくれるだろう。
それは楽しいことではない。
しかし、誰かこの商売が楽しいと言ったかい。
うなだれてメソメソするには、私たちは多く貰いすぎている。」
(CNBC)

「債券投資家は投資の世界のバンパイアだ。
崩壊、景気後退、とにかく低インフレになって保有しているローンの実質価値を守ってくれるモノを愛している。」
(QFINANCE: The Ultimate Resource, 4th edition)

債券投資家や商業銀行家は(基本的に)ダウンサイドしかない債券や貸出を扱っている。
彼らはダウンサイドを抹殺するのが仕事であり、減点法で評価される世界だ。
アップサイドが大きく加点法で評価される株式投資家の世界とは異なる。
景気がそこそこなら株式投資家は能天気で、債券投資家や商業銀行家は景気との比較においてずいぶんと根暗であることがままある。
テレビで債券・銀行出身の評論家が出ていたら、その根暗さにピンとくるはずだ。
なにしろ「バンパイア」なのだから。
ただし、不思議と人間としてはそういう人たちの方が信頼できることも多いのだ。


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