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個別銘柄の選別で重視すべき2つの視点:モハメド・エラリアン
2021年9月28日

アリアンツ経済顧問のモハメド・エラリアン氏が、金利上昇への注意を喚起しつつ、いまだ優位と思われる株式投資における留意点を2つ説明している。


何度も何度も言ってきたが、これは流動性により突き動かされる相場だ。・・・
流動性のドライバーは今のところ極めて強く、『これらは課題だが、今ではなく後の課題だ』と言い続けるのだろう。

エラリアン氏がCNBCで、米市場を押し上げてきた流動性が今後も当面は効き続けると予想した。
同氏は、市場がテーパリングをさほど悪いものとは見ていないと解説する。
他にも財政政策、恒大、供給の混乱、欧州エネルギー問題、インフレなど不確実性は多いとするものの、流動性はそれに勝り、押し目買いの条件反射が継続するだろうという。

昨週語られなかった話は、全面的に一貫した(債券)利回りの動きだろう。
債券市場は何かを嗅ぎ付け始めたが、株式市場はまだ気づいていない。

かつて世界最大の債券ファンドPIMCOを率いた投資家は、米債券市場に変化が起こりつつあると匂わせている。

米10年債利回り
米10年債利回り

米10年債利回りは今年第1四半期に上昇したものの、第2四半期には低下に転じ、第3四半期に横ばいやや上昇傾向となった。
FRBがややタカ派に転じた先週のFOMC後にも大きく反応することはなかったが、27日にやや上昇し、久しぶりの1.5%をつけた。
金利の上下は株価、とりわけグロース株に影響するため、このところ遠のいていた金利への注目が戻ってくるかもしれない。

利回り上昇にともない債券の魅力が戻ってくるか尋ねられ、エラリアン氏はNoと答えた。
利回りの絶対的水準はまだ低く、今後の変動も上方となる可能性の方がはるかに高いと考えられるためだ。
それでは、株式なのか。
同氏は、供給の混乱が続き、インフレが一過性では終わらないとの視点から、条件付きで株式投資を奨めている。

株式は最良の投資先だが、選別することだ。
いくつかの点にしたがって選別すべき時が来た。

エラリアン氏は、個別の銘柄について価格決定力と供給体制の頑強さによって選別すべきと奨めている。


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