信じがたいトワイライト・ゾーン:ジェフリー・ガンドラック

債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏は、米国の対中追加関税が実施される確率を50%超と予想している。
また、米国株市場については弱気相場入りし今も続いていると話した。


「抵抗できない力が動かない物体に加わっている状態だ。
中国主席と米大統領はいずれも自分が勝っており屈しないところを見せたいはずだ。
米中摩擦はさらに緊張し、25%の対中関税は50%超の確率で実施されると予想する。」

ガンドラック氏がCNBCで米中摩擦の先行きを予想した。
ジム・クレイマー氏の言い過ぎに関連しCNBCと決裂したとみられていたガンドラック氏だが、関係を修復したようだ。
大人の対応をとったクレイマー氏の姿勢も後押ししたのだろう。

ガンドラック氏は半々より高い確率で対中関税が引き上げられると予想しており、そうなれば市場には悪い材料と考えている。
実際、市場はすでにそう反応したと指摘している。


ガンドラック氏は、現在の米市場が弱気相場の状態にあると話している。

「米市場はサイクル終期にあり、私が弱気相場と見る市場価格の展開そのもので表現できる。
・・・
弱気相場とはサイクルや熱狂と関連していて、1つ1つ反転し、市場はどんどん狭くなっていく。
この18か月に起こったのはまさにそれだと思う。」

過去15か月を強気相場というのは間違いだとガンドラック氏はいう。
同氏が最も重視する株価指数はNYSE総合指数だといい、それが過去のピーク(昨年10月)まで戻していない点を指摘している。

ガンドラック氏はこれまで、米経済が景気後退に向かう具体的な数字は見当たらないと言ってきた。
しかし、今回は一部サプライズ指数に不安要素が見え始めたと指摘している。

ガンドラック氏は、米景気を自分の手柄にするトランプ大統領を嗤っている。
大統領が自慢する史上最大の雇用創出が単なる嘘にすぎないからだ。
ガンドラック氏は、トランプ大統領就任後の非農業部門雇用者数増とオバマ大統領の任期の最後の同期間を比べると、後者の方が大きいというファクトを示した。

「これが私たちが生きている信じがたいトワイライト・ゾーンだ。
みんないい加減に話し、それが繰り返される。
SNSのために私たちはそれに慣れてしまったのかもしれない。」


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