投資

今投資家が重視すべきこと:マーク・ファーバー
2021年12月15日

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が2022年に向けての投資アドバイスを求められ、良識に溢れる答を返している。


投資家の熱狂とは一晩で消えることはなく、時間がかかるものだ。・・・
でも、世界の市場では調整が必要だろう。

ファーバー氏が印Business Standardで、2022年の市場見通しを語った。
同氏は調整が入った場合、経験のない投資家がどう反応するかを心配した。
例として暗号資産、ミーム株、利益を上げていないテーマ株などを買い込んでいる人たちを挙げている。

ファーバー氏は、今年奮わなかったセクターとして金鉱株など貴金属株、そしてバリュー株を挙げ、特にバリュー株について市場が転換する場合には逆に相対的に浮上すると予想している。

世界中でバリュー株は出遅れている。・・・
市場の岐路では投資家のお気に入りが・・・ヘッジファンドはFANGを大きく買っているが・・・アンダーパフォームし、資金がバリュー株に流入するだろう。

ファーバー氏は、持株のほとんどがバリュー株、高配当株だとして、いくつかセクターを紹介した:
欧州の公共株、アジアの銀行株(買った時には配当利回りが4-5%あった)、タバコ株、資源株、金鉱株。
同氏はコモディティ価格が崩壊するとは考えていないという。

また、アジアの新興国市場への投資についても紹介している:

  • インド: 社債を保有。株は今は保有なし。アジア一高いため。
  • インドネシア: バリュー感が出始めた。
  • マレーシア、シンガポール。
  • 香港: とても安い。

投資家へのアドバイスを求められると、ファーバー氏は正統的かつ見識ある答を語っている。
この人は、政治・社会の話で口を滑らせないかぎり、極めて常識人なのだ。

  • 自分の投資戦略は常に「分散」。
  • 「アドバイスしろと言っても、その投資家が誰かによる」。
  • 1つの国に集中してはいけない。

ファーバー氏は従前から、自身の資産配分を株、不動産、現金・債券、貴金属に1/4ずつと話してきた。
一昨年末、株高にともない株式へのエクスポージャーを25%から20%に減らすと表明している。
また、少額だけ暗号資産やコモディティを入れてよいとも話している。

お金を倍にすることより資産を保全することの方が重要になっている。
お金を倍にすることもできるかもしれないが、そのためにはカジノで黒に賭けるようなやり方をしないといけない。・・・
未来・長期・家族のための投資に興味がある投資家ならば、1つやるべきことは分散だ。


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