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ブラックロック 今年・来年は長年なかった好況になる:ブラックロック
2021年4月10日

資産運用の世界最大手ブラックロックのラス・ケステリッチ氏が、大きな投資機会の到来を予想し、めったにない経済のリバウンドに備えるよう説いている。


現状を見ると、金利は異常に低い。
名目利回りはかなり戻ったが、実質利回りに注目すべきだ。
ざっくりいって10年の実質利回りは-60 bpだ。

ケステリッチ氏がCNBCで、いまだに金利が低位にある点を指摘した。

米10年債(青)・10年物価連動債(赤)利回り
米10年債(青)・10年物価連動債(赤)利回り

2021年は米金利上昇で騒ぎ続けているような印象があるが、その中身には注意が必要だ。
名目金利は確かに上昇したが、それは期待インフレの上昇によるところも大きかった。
だから、実質金利の上昇幅はまだ比較的小さい。
実質金利がマイナス圏にあるうちは、現金・債券の保有者には他を物色したいとの誘惑が続く。

ケステリッチ氏は、金利急騰を予想するわけではないが、長期金利がさらにある程度上昇すると予想している。

「まず、これは、リーマン危機後の10年に名目・実質ともにとても低い金利だったのとズレがある。
次に、第2・3四半期に予想される経済成長、実施された大規模な刺激策を考えるととても大きなズレがある。
だから、金利は上昇すると考えている。」

ケステリッチ氏は、金利上昇がどのような銘柄に有利・不利に働くかを意識すべきと説く。
例えば、これまででいえば

  • 不利: 長デュレーション(遠い将来の利益に頼る)のグロース株
  • 有利: イールドカーブのスティープ化で恩恵を受ける銀行株

ケステリッチ氏は、経済回復で恩恵を受ける分野を買い増してきたと話す。
具体的には(いずれも米欧の)銀行、消費者向け金融、鉱山株、機械株を挙げている。
ケステリッチ氏は、今年・来年の米経済が飛びぬけて強くなると予想し、チャンスを刈り取る準備が大切と説いている。

私たちは、名目と実質の両方でGDPの数字が長年、もしかすると数十年見られなかった水準になると予想している。
今年だけでなく、おそらく2022年もだ。
昨年みんなが好んだのは、経済成長についての不確実性が極めて高まった世界においても生き残れる安定成長企業の回復力だった。
現在はとても異なる環境にある。
私たちがポートフォリオにおいて確実に実行しようとしているテーマの1つは、毎日顕著になりつつある循環的リバウンドにうまく乗ることだ。


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