海外経済 投資

今年はローテーションを伴ってまだ上がる:ジェレミー・シーゲル
2022年1月6日

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が従前の見方を繰り返し、今年の米市場が8-10%上昇すると予想した。


12月のFOMC議事録にはFRB高官の(インフレ)懸念が表れており、市場もFRBが真剣になると考え始めている。

シーゲル教授がCNBCで、最近数日の米市場を解説した。

教授は早い段階からFRBのインフレへの対処が遅すぎると批判してきた。
この1-2か月FRBは急速にタカ派に傾いているが、シーゲル教授はそれでもまだ出遅れていると考えている。
年明けの長期金利上昇、グロースで顕著な株価下落は、市場がそれに気づき始めたのだという。

FRBがさらに引き締めを積極化するとのシーゲル教授の予想に対し、キャスターは市場・経済がそれに耐えられないのではないかと疑問を投げかけている。
皆が思いつくのは、2018年第4四半期の深い調整とFRBのUターンだ。
しかし、シーゲル教授は、現在の状況が当時とは異なると指摘する:

  • 銀行の準備預金が当時より4兆ドル多い。
  • インフレがFRBの目標を上回っている。
  • 完全雇用と見られる。
  • 上昇するとしても、金利がまだ低い。

例えばFRBが2%利上げし、10年債利回りが2.5-2.7%になったとしても、まだ極めて低い。・・・
私がよく言ってきたのは、(現状の金融環境を前提として)PERの正常値が20-22倍ということで、今はそこに入っている。

シーゲル教授は今年はまだ株価上昇が続くと予想している。
市場全体で8-10%の上昇を予想し、バリュー株、良好なキャッシュフローを有する銘柄が牽引するという。
一方、株価倍率が高いもの、グロース株などは金利上昇により脆弱になるとのシナリオだ。

市場が(金利上昇に)反応するかもしれないが、今見ているのはローテーションだと考えている。
今年はまだ良い市場だと考えているが、もちろん、FRBが(引き締めを)積極化している時は先の割引度合いが大きくなるため、キャッシュフローが良好なものが恩恵を受ける。
悪い市場になるとは思わないし、ローテーションの市場になると思う。


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