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ハワード・マークス 予想不可能な市場が予想可能になる時:ハワード・マークス
2020年6月6日

オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、投資をする上での攻めと守りについて話している。


私はサッカーとの類似がより分かりやすいと思う。・・・
同じ人がオフェンスもディフェンスも担当する。
誰も笛を吹いてくれないし、極端な場合を除けば、今はオフェンス、今はディフェンスと教えてくれない。

マークス氏がCFA Instituteのビデオ・コンファレンスで語った。
同氏はこれまでも、市場環境の変化に応じて、オフェンスを強める時、ディフェンスを強める時と、投資へのスタンスを言明してきた。
コロナ・ショック前には、野球で言えば8回だとして、守りを固めるよう言い続けていた。
コロナ・ショックで市場が下げ底を打つ直前には、大底かどうかは知りようがないが、それでも買い向かう良いタイミングと発信した。
4月上旬には、もはやディフェンスの時ではないと宣言している。

誤解してはいけないのは、マークス氏のいうオフェンス/ディフェンスとは、白か黒かの選択ではない。
オフェンスでパンパンに買い持ちにし、ディフェンスですべてを売却する(あるいはショートする)というような極端な話ではない。
それぞれの投資家が置かれた状況・目標にしたがってあるべき「通常のリスクテイク」の状況を把握し、市場環境に応じて、そこから部分的にオフェンスまたはディフェンスにシフトさせるといったイメージだ。
すべては相対的な戦略調整なのだ。

ただし、何事にも例外はある。

市場サイクルは極端なところまで振れる。
超高い時には、ディフェンスすべきと結論することができると思う。
バブル崩壊後の安値になった時には、オフェンスすべきと結論できるだろう。

マークス氏は、こうしたサイクルの極端なポイントについて、過去50年間で5回言い当てることができたと明かし、極端なポイントならば言い当てることが可能と結論している。
同氏は従前から、こうしたポイントで投資できるなら、能力も手続きも銘柄選択も必要なく成功すると話している。
必要なのはたった2つ、お金とそれを使う神経だけだという。


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