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中国投資をやめるべきでない:マーク・モビアス

新興国市場投資の大ベテラン マーク・モビアス氏が、中国 恒大集団の債務問題の今後について予想し、中国投資をやめるべきでないと説いている。


最終的には、政府が介入し銀行をコントロールできるし、銀行は莫大な準備預金を蓄えている。
だから、私はリーマン危機のようなことにはならないと思う。

モビアス氏がCNBCで、恒大集団の問題がリーマン危機のような深刻な事態には発展しないと予想した。
同社がデフォルトする確率はかなりあるとしながら、債務の金額は2,000-3,000億ドルと見られ、大きな問題に発展する規模ではないという。

中国政府は不動産開発業者を救済したくないだろう。
まず保有資産を売らせようとする。

モビアス氏は、恒大集団の債務処理について予想する。
政府は同社を助けるというスタンスはとらず、まず、自力でやれることを尽くさせるはずという。
不動産物件・土地はもちろん、副業(金融商品、電気自動車)なども徹底して売却させるだろうが、それでも120千人の従業員への賃金支払いもあり、困難な資金繰りが続くと予想。
その後に、最後の貸し手として政府が介入することになるという。

中国での不動産開発業の先行きについて、モビアス氏は厳しい見通しを述べる。
業者が億万長者になる一方で、住宅価格は一般の市民には手が届かないところまで上がってしまった。
政府は価格を下げようとする。
それは、開発業者の困難を意味する、というシナリオだ。

モビアス氏は、米投資家に対し、大きな成長市場である中国への投資を続けるよう奨めている。
さらに、政府による企業への締め付けが投資家にとってプラスに働いている点もあるのだという。

  • 企業統治の改善
  • 大企業への締め付けが中小企業にプラスに
  • 下落した主要銘柄の一部にチャンスも

モビアス氏らしい楽観に満ちた分析だ。
それは本人も気づいているらしく、中から最も現実的と響く選択肢を重視していると話している。

私の個人的な嗜好は、中小企業だ。
もちろん、中国で中小と言っても、かなり大きな企業だ。


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