投資

世界はとても劇的に変わる:ウォーレン・バフェット
2021年5月2日

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが1日、リモートで株主総会を開催した。
今年はチャーリー・マンガー副会長も再び元気に同席している。


米国には将来の地図、意欲にあふれた地図がある。
米国の憲法は232年の歴史しかないが、後に世界最大の6社のうち5社を生み出した。
これは偶然ではない。

バフェット氏が定時株主総会で、いつものように米国への自信を示した。
同氏が示したのは世界の時価総額ランキング上位20社。
うち13社が米社だ。
上位6社では5社が米社。
唯一米社でないのは2位のサウジアラムコで、国有企業であり、国家そのものに近い特殊な企業だ。
つまり、コーポレート・アメリカが世界を席巻している。

世界はとてもとても劇的に変わりうる。

バフェット氏は30年あまり前の1989年のリストも示している。
20社のうち13社が日本企業。
トップ4社を含め6社が邦銀だ。
いうまでもなく、ここに並んだ邦銀は後に生き残りのために合従連衡を迫られ、看板がつけ代わっている。
トップにランクされるぐらいだから、バブルに踊った度合いもなかなかだったのだ。

一方で、米社は6社と、現在の半分以下だ。
バフェット氏は、この30年での変化を観察している:

  • 1989年の20社のうち、現在の20社に入った会社はない。
  • 時価総額の規模が1桁上がっている。

バフェット氏は、これらのインプリケーションを述べた:

システムは信じられないほどうまく機能している。・・・
資本主義は信じられないほどうまく機能している。
特に資本家にとってね。

バフェット氏は「変わりうる」ものとして、産業についても言及した。
具体的には自動車産業であり、100年前の自動車メーカーのリストを示している。
ただし、当時、同産業は日の出の勢いであり、リストはかなり長くなる。
そこで「Ma」で始まるものだけを示したのだが、それだけで実に40社も存在したという。
もちろん、そのリストの中に私たちが知っている名前は見当たらない。
(ビッグ・スリーともにMaで始まらないのだから当たり前だ。)
バフェット氏は、当時少なくとも2,000の自動車メーカーが存在していたと紹介した。

だから、銘柄選択には、素晴らしい未来の産業を理解することより大きな意味がある。

バフェット氏が自動車産業を例に挙げたのには、もちろん同時代的な意味もあるのだろう。


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