投資

下げは終わっていない:マーク・モビアス
2020年4月20日

新興国市場投資の大ベテラン マーク・モビアス氏が、コロナ・ショックにおける投資についていくつかヒントを述べている。


強気相場を20%の上昇と定義するなら、新たな強気相場になったことになる。
でも私はそうは思わない。

モビアス氏がCNBCで、最近の株式市場の回復について、継続を疑問視した。
同氏によれば、最近の上昇はペースが速すぎ、調整が入るだろうという。

モビアス氏は、相場が再び下落に転じる時期のイメージも語っている。

「最終的に新興国市場だけでなく先進国も含め世界中で企業収益が打撃を受けるだろうが、それがまだ本当には織り込まれていない。
一たび企業収益の悪化が目に見えてくれば、みんな考えを変え始めるだろう。」

モビアス氏はコロナ・ウィルスに対して悲観的スタンスのように見えるがそうではない。
むしろ同氏は市場が下げると色めき立つタイプの投資家だ。
実際これまでの下げ局面でも虎視眈々と買いのチャンスをうかがってきた。

それでも、数週間前に述べたように私たちは買ってきた。
当時が買い始めるのに良い時期と考えたからだ。
ただし、市場が再び急落する場合に再び買えるよう、いくらか現金をとっておいた。

多くのバリュー投資家、逆張り投資家が、下げで買う姿勢を見せている。
しかも、下げとともに計画的に余力を残しつつ買っている。

モビアス氏は投資先の必要条件を端的に語る。

私はわが社のアナリストにバランスシートをとても注意深く見るよう言っている。
Zスコア(倒産確率)を注視するよう言っている。
投資している先のバランスシートが強固なものか。
この状態からの回復は険しいものになる。

ただ値を下げただけで買えるわけではない。
値を下げたのは破綻しかねないからかもしれない。
安くはなったがコロナ・ショック後まで生き残れないのでは投資できない。
だから、いつまで続くかわからない危機を生き抜ける企業でなければいけない。

モビアス氏は、コロナ・ショックからの脱出がいつになるかにも言及している。

「多くの国がロックダウンを延長しており(状況が以前に近いものになるまで)1年かかると予想している。
もちろん国にもよるが、少なくとも1年はかかる。」


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