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一般投資家へのアドバイス:レイ・ダリオ
2020年12月11日

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏が、これからの時代の大局観を語り、一般投資家に対してアドバイスをしている。


5から6への自然な流れが起こる可能性が高い。
これが意味するのは、革命的な変化が起こる可能性が高いということだ。
もしも私たちが団結し健全になるために正しいことをするなら、そうした革命的変化はおそらく改善を生む可能性がある。

ダリオ氏がredditで一般からの質問に答えた。
ここで言及された5・6とは、ダリオ氏が以前から用いている超長期の債務サイクルの段階のうちの2つ。
3が「富の格差拡大」、4が「債務の爆発的拡大」、5が「貨幣・信用の増発」、そして6が「革命・戦争」である。
ダリオ氏は、5から4に戻る可能性も皆無ではないと言っている。
しかし、同氏の考えは悲観側に傾いているようだ。

「しかし、私は世の中がそう(5から4に戻ること)なりそうにないと恐れ、全体像、特に今後5-10年について心配している。
今と2022年の中間選挙の間、それと2024年の大統領選挙の間に、私たちは国内・国際について重大な選択を迫られると考えている。
それが、国内・国外での存在に関わる対立を生む確率を決めることになろう。」

今後5-10年とは「革命・戦争」を語るにはかなり切迫した将来だ。
このホライズンを信じるなら、実際にそこまでに至らなくても、金融市場は大きな嵐に見舞われるのかもしれない。
過去10年の総じて単調な強気相場から様変わりしかねない。

こうした切迫した前提のもと、ダリオ氏は一般の米投資家に対していくつかアドバイスをしている。

貯蓄をし、うまく通貨・国・資産クラスで分散することだ。
そうすれば、貯蓄の価値が下落することはなく、衝撃を受けてもクッションの役目をしてくれる。

これは、ダリオ氏のオール・ウェザー・ファンドのように、うまく分散をすべきと言っているのだろう。
ただし、ダリオ氏が以前言っているように、分散とは簡単なものではない。
どの資産クラスを選び、どのような比率にすればよいか、検証しながら行う高度な営みだ。
だからといって諦めず、やれることをやるしかない。

今後の環境について狭い考えを持つのではなく、幅広に考えろ。
そうすれば、安全、満足、経済性が得られるだろう。

ダリオ氏が前提としたシナリオは、一般人からすれば少々唐突に思えるものだ。
それでもタブーを作るべきではないし、逆にダリオ氏の予想を100%信じるのもダメだ。
現在はそれほど先が読みにくい状況なのだ。

歴史のパターンに留意し、可能性を考える上で現在と先例を比べること。

これも、投資において重要なポイントだ。
経済学者や投資家の中には理屈ばかりを考え、現実を見ない人がいる。
そういう人は理屈に酔って現実を見誤る。

そして最後に上がったのは、精神の安静に保つことだ。

これらのことをストレスなく行うこと。
瞑想を奨めたい。


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