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一時的なものが剥落していく:デービッド・ローゼンバーグ
2021年3月1日

エコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏は、市場が織り込みつつある経済回復が楽観的すぎるとして、長期の米国債への投資が魅力的になっていると話している。


今年については、とても経済が強くなるだろう。
でも私が心配しているのは、市場が先を見る、6-9か月先を見るとすれば、私たちは2022年を見なければいけないということだ。

ローゼンバーグ氏がBNN Bloombergで、市場の先行きを心配した。
昨年2020年はコロナ禍により経済が停止する中で、市場は先を見ることで力強く回復した。
理論もそう教えるとおり、確かに市場は先を見る。
市場が先を見るなら、そろそろ来年2022年を見据えなければいけない。

米経済の活力は今やワクチンと刺激策によっている。

ローゼンバーグ氏は現在の米経済の牽引役を明らかにする。
ワクチンによって公衆衛生・社会・経済が回復するのはすばらしいことだ。
一方、米経済は刺激策に依存する状況になっている。
ローゼンバーグ氏は、政府からの給付を除いた個人所得が3か月連続で低下している点を指摘した。
さらに、頼みの綱の刺激策について、その性質を述べている。

今起こっていることはすべて過渡的なものであり、恒久的なものではない。
供給力の低下・制約については、生産計画が(いつか)需要に追いつくだろう。
インフレは一時的問題になりうるだろうが、恒久的な問題にはならないだろう。

ローゼンバーグ氏は、市場が一時的な要因を恒久的な要因として織り込んでいると指摘する。
このため、最近の米国債利回りの上昇についても、買いのいいチャンスだと話す。
再び経済・インフレが弱くなり、利回りが低下すると見ているのだ。
では、ローゼンバーグ氏が経済の牽引役に挙げた刺激策はどうなのか。

「みんなが話している財政刺激策はすべてルーズベルトのニューディールにおける5か年投資計画とは異なる。
レーガン、ブッシュ(Jr)、トランプの恒久減税とも、オバマが2009年に掲げた10か年インフラ政策とも違う。
すべてが一時的なもので、なくなるものだ。」

ローゼンバーグ氏は投資推奨を求められると、いくつかポイントを挙げている。

  • 分散投資: 特に地域。ワクチン接種が順調な地域(英国、インド)。
  • セクター: エネルギー、銀行。
  • 米国債: 長期側が「極めて魅力的」。

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