投資

グッゲンハイム スコット・マイナード ワーストシナリオは50-55%下落:スコット・マイナード

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、弱気スタンスを継続した上で、株式市場での投資チャンスを語っている。


私にとってはバリュエーションこそ常に重要な指標だ。
しかし、バリュエーションはマーケット・タイミングには効かない。

マイナード氏がBloombergで、重要な市場の経験則に言及した。
市場は理屈通りにならない。
単純に理屈だけで投資すれば、大きなしっぺ返しを食らいかねない。

マイナード氏は、米債券市場について比較的前向きなスタンスを見せた。
米国債に対する各種債券のスプレッドが拡大しており、リスク・テイクに対する報酬が高まっているからだ。

「市場はすでに、債券がより安くなる期間が約10-15%しかない領域にある。
長期投資家が投資する上では良い数字だ。」

短期的な上げ下げに耐えられる長期投資家なら、債券市場は投資可能になりつつある。
(ただし、米国債利回りの上昇はヘッジしておく必要があろう。)

短期で見れば、マイナード氏はオーバーシュートの可能性が高いと話す。
同氏はすでに米経済が景気後退入りしていると見ており、景気後退ではほぼ毎回オーバーシュートが起こると紹介している。
債券市場について、一度にオール・インするのではなく、少しずつリスクをとっていくべきと話している。

一方、株式市場については、マイナード氏の心配は少し大きそうだ。

株式市場にはもう少し心配している。
本当に弱気なシナリオを持っており、高値から50-55%下げるというものだ。

S&P 500指数の高値は2月の3,393.52。
ここから50-55%下げるなら1,520-1,700程度となる。
昨日の終値は2,386.13だ。
まだ(昨日終値から)30-35%程度の下げ余地があることになる。

マイナード氏は2,400に支持線があると読んでいたが、そこに至るのは必至で、かつ強い支持線ではないと予想していた。
2,400を割り込めば2,100に近づくと、引け前に予想している。
そして、引けで2,400を割り込んでしまった。
つまり、次の目標値は2,100だ。

マイナード氏は、ワースト・シナリオとして金融危機前の高値まで戻りうると想定している。
金融危機前の高値とは2007年10月の1,576.09。

そこまで行くと言っているわけではない。
しかし、株を買い増すかどうかといえば、こういう理由でやめている。

そして、逆に、株式で稼ぐアイデアを提示している。
これが何ともリスキーで、マイナード氏の日頃の慎重さとのギャップが面白い。

チャンスはある。
もしも株で勝負したいなら、下げがこうも大きいから、プットを売るということだろう。


-投資
-,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。