ロバート・シラー:米市場下落の引き金は何か

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英国営BBCも米市場の下落リスクを警告している。
BBCがロバート・シラー教授に市場急落の可能性と想定される引き金について尋ねている。


「株式市場はほぼ心理で動く。
(今の)変動は楽観的なムードを反映したものだが、私たちは変わりうる。
突然変わりうる。」

シラー教授は、いつでも市場心理が変化しうる点を強調した。
シラーのCAPEレシオなど、すでにバリュエーション指標は相当に高い
リーマン危機後のどん底から、さしたる調整もなく長期上昇を続け、FRBが金融引き締めに転じても過去最高値を試し続けている。
経済も長期拡大を続けているから、株価上昇に根拠がないわけではない。
しかし、経済自体が金融緩和のゲタを履いていると考えれば、やはり安穏としていられない。

それでも株価上昇は継続するかもしれない
それが株式市場というものだ。
だからこそ「株式市場はほぼ心理」なのだ。
同時にそれは諸刃の剣。
何かきっかけさえあれば、突然、逆回転し始める可能性だってある。

シラー教授は、トランプ大統領こそ最大のリスクの一つだと指摘する。
決して、ドナルド・トランプが嫌いだから言っているのではない。
恐ろしいことに、それが米国の一般論らしいのだ。

「通常、大統領が経済を変化させる時は、何か悲惨なことをやって経済を悪化させてしまう。
トランプ大統領もある種の不確実性・混乱を生み出す可能性が高い。
それが(株価)下落の引き金になるのかもしれない。」