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アスワス・ダモダラン リスクプレミアムが大きく縮小した:アスワス・ダモダラン

アスワス・ダモダラン ニューヨーク大学教授が、過去5年間を振り返り、長期金利は同水準なのに株価が大きく上昇してきたファクトを指摘している。


強気相場が続いており、S&P 500は先月も強く上昇した。

ダモダラン教授が、米強気相場の継続についてツイートしている。
教授は、リスク・プレミアムの縮小に注目している。

2021年7月1日の米10年債利回りは2016年7月1日と同レベル(1.47%)にあるのに、同指数の株式リスクプレミアムは当時の6.27%から2021年7月1日に4.38%に縮小した。

米10年債利回り(青、右)とS&P 500(赤、左)
米10年債利回り(青、右)とS&P 500(赤、左)

幾度かの調整とコロナ・ショックを挟みつつ、米国株は2009年以降(定義はいろいろあろうが)概ね強気相場を続けている。
一方の長期金利は、実はそこそこ戻してきている。
現在と似た水準は2016年にも2012年にもあった。
それなのに、株価は当時よりはるかに高いところにある。

その理由が企業収益の持続性のある拡大ならば心配はいらない。
しかし、もう1つの理由が存在し、それがリスクプレミアムの縮小だ。
投資家はリスクテイクの報酬が小さくなっても株を買い続けている。

ダモダラン教授は、このツイートで何か予想を明言しているわけではない。
ただ、最近、教授は投資家に向けて、強気相場ですでに大儲けしていることを自覚するよう諭している。
仮に市場が後退することになっても、2018年頃に戻るにすぎないと予想している。


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