マーク・ファーバー

マーク・ファーバー:金融緩和・財政拡大の正体

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終末博士ことマーク・ファーバー氏発行のニュース・レターThe Gloom Boom & Doom Report 2017年4月号が経済政策と格差について論じている。
バイアスがかかっていると揶揄されることも多いファーバー氏だが、これを読むと同氏のモチベーションの所在が少しわかるような気がしてくる。


「(遅かれ早かれ避けられないが)経済が弱まり停滞に入れば、QE4が実施されるだろう。
QE4の結果はほぼ同じだ: 資産価格が(今回はとても選択的に)上昇するにつれ富の偏在が拡大する一方、平均的な家計は置いてきぼりを食う。
したがって、干渉主義者の次のステップは、おそらくQE4と同時にヘリコプター・マネーを行うことだ。」

今月のファーバー氏のニュース・レターをNewsMaxが伝えている。
終末博士はQE4やヘリコプター・マネーが実施されるとする予想について、その経済面での必然性を説明してはいない。
ドキリとさせる結論のみを打ち出す。
これが、他のエコノミストやストラテジストと格の違うところだ。

格差拡大の経済政策

ファーバー氏の予想は、経済的観察というよりイデオロギー的考察によるものであるように見える。
これこそファーバー氏の発言を読み解くカギであり、同氏が多くのファンから支持されるゆえんだろう。
ファーバー氏はQE4とヘリコプター・マネーの帰結をこう予想する。


商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。 「経済を急発進させる目的のはずのヘリコプター・マネーは、ほぼ一瞬で強大な企業セクターや資産家に持って行かれる。
・・・
(トップ0.1%は)いい場所につけていて、大多数のアメリカ人よりグローバリゼーションやインフレを多く利用できる。
さらには、彼らの富は政府・政府機関・議員・官僚ほか(特に中央銀行や財務省)を操作し、彼らに有利な政策を実施させることができる。」

(次ページ: 放漫金融・財政政策の終焉の兆し)

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