マーク・ファーバー

マーク・ファーバー:市場の動きには意味がある

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日頃は終末博士などと揶揄されるマーク・ファーバー氏だが、文章を読むと至極まっとうな人物であることがわかる。
8月の市場コメンタリーでは、今後いっそう選択が必要になると説いている。


「今回の問題は単なる過剰債務ではない。
加えて、長く続いた金融緩和が少なくとも3つの副作用をもたらした点にある。」

ファーバー氏は今月の市場コメンタリーで、あらためて極端な金融緩和の弊害を書いている。
同氏の言う3つの副作用とは:

  • 経済的資源の誤配分: 超低金利により、市場機能による資源配分の仕組みが働かない。
  • 富の格差拡大: 資産家は資産効果でますます豊かになり、高齢者・若者・貧困層が割を食っている。
  • 金融市場全般でのリスク・プレミアムやボラティリティの低減: 市場はリスクに対して麻痺してしまっている。

ファーバー氏がボラティリティに言及したのは「市場はもはや意味をなさない」と主張する投資家がいるためなのだという。
確かに、市場は時に理不尽な動きを繰り返す。
しかし、後になって振り返れば、必ず意味が存在するものだと71歳の老投資家は語る。
他人にも自らにも厳しく、自分の大失敗をシレっと明かすこともあるこの老人はやはり憎めない。

「だから、ユーロ/ドルが大きく動く場合、私は自問する。
市場がFRBの金融引き締めの示唆を織り込んでいないのではないかということは、いつもの中央銀行のやり方にすぎない:
無知のなせる空言であり、ほとんど実現しない。」

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。 弱気で鳴らすファーバー氏は依然、米経済が悪化に向かい、FRBが金融緩和に回帰すると考えているのだ。
一方で、株式市場は上昇を続けている。
ファーバー氏は、今後12か月の株式投資はこれまで7か月より難しくなると警告する。
セクター・市場・個別銘柄ごとにマチマチの上げ下げをするようになるという。

「米市場では、FANGや関連株のパフォーマンスが悪化する。
一方で、鉱業・肥料・コモディティ関連企業(含む原油関連)が相対的によくなるだろう。」