マクロ経済にこれからおこる10の出来事:グッゲンハイム

Guggenheim Partnersが「2019年に注意すべき10のマクロ・テーマ」と題するプレゼンテーションを公表した。
10の予想を通して読むと、2019-20年の米経済についての同社の予言になっている。


グッゲンハイムが予想する10のステップは次のとおり:


  1. FRB利上げ停止
    経済減速・金融環境引き締まりで市場が不安定化し、FRBは利上げ停止へ。
  2. 米国株新高値
    利下げ停止・そこそこの企業収益改善・そこそこのPER回復でS&P 500は新高値へ。
  3. 債務拡大
    FRBのハト化は債務拡大を助長し、過剰なレバレッジが拡大。
  4. 利上げ再開
    労働市場の逼迫でFRBは利上げを再開(年2回利上げ)。
  5. 長期金利上昇
    FF金利引き上げにともない米10年債利回りはリバウンド、3.15%へ。
  6. 成長鈍化
    利上げにより企業設備投資、家計の住宅投資・消費が鈍化。
  7. 景気後退入り
    労働市場の逼迫がFRBに金融引き締めを強いる結果、景気が後退期へ(2020年)。
  8. スプレッド拡大
    2019年終わりから、特にハイ・イールド債において信用スプレッドが拡大。
  9. ハイ・イールド債デフォルト
    借入コスト上昇、投資適格からジャンクへの転落、銀行の貸出基準厳格化により、2019年ハイ・イールド債のデフォルト率が上昇。
  10. 政治的分断
    トランプ政権の下での分断で政治が遅滞し、それが信頼を損ない、市場の重しになる。

典型的な米景気サイクルの終期、景気後退入りの局面を描写したものだ。
ポイントは2点。

  • 過去の多くの例と同様、いわゆる《最後の一上げ》を想定している。
  • 2020年の景気後退入りはコンセンサスか、それよりやや早め。

その変動要因を認識した上で、参考にするとよいだろう。


 - 海外経済, 投資 , , ,