ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、株式・債券の順相関から面白い短期的予想をしている。
米10年債利回りは、もしも民主党が(大統領・上下両院を)総獲りするようなら、インフラ支出、財政支出がなされ、利上げするなとのFRBへの圧力が高まり、成長・インフレが高まると言っているのだろう。
それが実際に起こっているんだ。
シーゲル教授がウィズダムツリーのポッドキャスト(大統領・議会選挙前のポッドキャスト)で、米長期金利のわずかな上昇についてコメントした。
米国株が大きく下げても長期金利が上昇する(米国債が売られる)現象について触れたものだ。
この現象は、株式と債券の間の分散効果を失わせるものとして、多くの人が注目している。
ただし、それはもう少し長いホライズンの話。
シーゲル教授は、これを短期的な予想に用いている。
市場の織り込みがほどよく外れるシナリオだ。
もしも、圧倒的な民主党総獲りが起こらず、上院が僅差で(政権)移行が起こるなら、市場は大きく上げるだろう。
長続きはしないかもしれないが、水曜日(選挙翌日の4日)に起こるかもしれないカオスのための市場におけるヘッジのポジションがすべて巻き戻すことになる。