ゴールドマン・サックス

 

ブランクファイン:自分がこんなことを言うとは・・・

ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクファインCEOが米経済・市場について語った。
経済・市場の穏やかな環境とは逆に、心配が高まる不思議な状況にあるという。


職業人生の中で、こんなことを言うことになろうとは思ってもみなかった・・・
インフレが十分でないという理由で私たちはある程度のインフレを引き起こそうと努力している。


Goldman Sachs CEO Lloyd Blankfein: There’s economic anxiety in the US, but no specific reason for it from CNBC.

ブランクファイン氏はCNBCのインタビューで米経済、先進国経済の置かれた不思議な状況について感想を述べた。
経済はいいのか悪いのか、とらえどころのないゴルディロックスの中にある。
金融環境は相当に穏やかな状況にあるとブランクファイン氏は指摘する。

「ある意味で今は特別に心配なことがないのに心配が高まっている時期にある。
周知のとおり、経済は実質的に完全雇用の状態にあり、低金利だ。
インフレは低く、ある程度、現在の低金利を正当化し、コモディティ価格も低い。」


リスク・スプレッドはタイトでボラティリティは低く、株も債券も史上最高水準まで買われている。
金融環境がこれほど穏やかなのに、市場には心配も満ちている。
その理由をブランクファイン氏は経済・市場の周期性やバブル発生の可能性に求めている。

「長い間とても穏やかで、金融環境に周期性があることもわかっている。
また、過去と同様、お金が安く調達できた時期、効率的に配分されてこなかっただろうこともわかっている。
資本がうまく配分されておらず、おそらくいくつかバブルが弾け始めるだろう。
通常、弾けるまでわからないものだ。」

こうした心配をする人たちにとっての最大の関心事は金融政策正常化がどの程度のペースで進むかだ。
FRBはこの難しい仕事をする上で、経済・市場への悪影響を十分小さく抑えることに成功するだろうか。
ブランクファイン氏は自問している。

FRBが金融引き締め側にシフトする中で、トランプ政権は減税・インフラ支出など財政刺激策をもくろんでいる。
ブランクファイン氏は、経済が良好とは言えないものの大規模な財政出動は不必要と話す。

「それでも、米経済の規模は3%を超える成長が可能と政府は感じるかもしれない。
それは大きな論争になる。
しかし、政府が正しいなら、今より高い成長を刺激策によって得ることができよう。
政府が間違っているなら、経済を過熱させインフレを引き起こすリスクを負う。
しかし、インフレは程遠い状況と感じている。」


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