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ブラックロック ブラックロック:投資の前の3つの自問

2. どのようなリスク・テイクを許容できるか?

ノーラン氏は、難しいことだが可能な限り感情を排してリスクを自覚せよという。
感情的になってついつい深追いしすぎるようなことがままあるが、そうしたことを避けるために、客観的にリスクを自覚する習慣が必要だ。


リスクの上限は投資対象を選ぶ前から決めておくべきだ。

「10万ドル(約11百万円)を年10%のボラティリティとなる資産に投資すれば、毎年10%の下落を経験しうる。」

ここで議論しているリスクは上下対称のものなので、ボラティリティを常に悪者と考える必要はない。
しかし、突然投資を崩して出費する可能性があるなら、ボラティリティに対するバッファー(いつでもペナルティー小さく取り崩せる投資対象)をその分組み込んでおくべきだろう。

3. 税・手数料の出費をどう考えるか?

税や手数料の負担は、極めて低い金利・利回りが続く中ますます重要になっている。

「費用予算を賢く行うには、どのように低コストのETFを高パフォーマンスのアクティブ戦略に組み合わせて使うかを考えるとよい。」

自分やファンド・マネージャーの腕を信じないならパッシブ運用の低コストETFを重く用いることになるだろう。
自分の腕を信じ、あるいは、確実に稼いでくれるファンド・マネージャーが誰を知っているなら、コストを払ってでもアクティブ運用がいいかもしれない。

ノーラン氏はフィナンシャル・アドバイザーの活用を示唆する。

「わが社の調査では、フィナンシャル・アドバイザーを使っている人の方が将来の財務についてより自信を持ち、用意できている。
あなたの人生の目的は十分それに値する。
疑問の余地はない。」

平均的な日本人にはまだ遠い世界の話のように感じる。
ほとんどリターンが得られない中、フィナンシャル・アドバイザーに払える手数料など残っていない。
たいした手数料も取らないアドバイスがどんなものか、考えるだけで恐ろしい。


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