ブラックロック

 

ブラックロック:リフレからインフレへ

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資産運用の世界最大手BlackRockのRichard Turnill氏が2018年の米経済を予想している。
2018年は好材料が重なりインフレの上昇が見込まれるため、FRBの利上げも順調に進むだろうとしている。

「今年の驚きは、一時的要因を一因として、予想以上の成長がインフレの冷え込みと同時に起こった点だ。
我々は2018年にはこれが変化し、2007-09年の深い不況が生み出した米経済のたるみが消えると見ている。」


ターニル氏は27日付の週次コメンタリーで来年の米経済について強気の見方を示した。
FRB利上げは来月12月に実施された後、2018年に3回を予想しているという。
減税など財政刺激策により経済成長が加速すれば、4回となるだろうという。

ターニル氏は2018年が米経済にとって重要な転換点になるという。
経済のたるみがほとんど消えれば雇用はいっそう引き締まり、賃金も上昇基調となる。
今年停滞したインフレが2%物価目標に向かって上向くと予想されている。
さらに、なんらかの税制改革法案もこの数か月のうちに通過すると見込まれる。
こうした好材料の積み重ねは、FRBが利上げ停止を正当化するのを難しくする。

さらに、世界中にとって重要な要因を見通している。

久しぶりに中国が輸出するデフレの度合いが小さくなっている。
これが、世界中の主たるインフレ阻害要因を取り除く。
特に、中国産業の供給力削減はコモディティ価格を下支えするだろう。

ターニル氏は、インフレが上向くことを根拠に物価連動国債を選好している。


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