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フィクストインカムETFを増やした:デニス・ガートマン

デニス・ガートマン氏が、米国株市場について弱気スタンスを継続し、中央銀行と喧嘩をしない投資戦略を奨めている。


現在、株価が必ずしもあるべきところにあるとは思わない。・・・
現在の経済は強いというのから程遠い。

ガートマン氏がFOX Businessで、現在の米国株市場が高すぎると指摘した。
同氏は、コロナ・ショックの当初、株式市場は本来の機能通り、適切にショックを織り込み、市場の楽観を打ち砕いたと解説した。
しかし、その後、米市場を先頭に、世界の株式市場は足早に回復を遂げている。

ガートマン氏は、株式のロングを現時点で「分別のない賭け」と危険視する。
その理由は極めて単純だ。
コロナ・ショック前の昨年10-12月のような経済状態に戻るまでに何年もかかると予想するからだ。
すでにV字回復を予想する人は某大統領ぐらいで、ほとんどの人は経済について(程度の差こそあれ)ガートマン氏と同様の見通しだろう。

ガートマン氏は、FRBによる救済策・刺激策についても言及している。
同氏はFRBが正しいことを行ったと評価し、中央銀行と喧嘩をするのは「愚か者のゲーム」と警告した。

株式は様子見にして、債務証券、ハイイールドの債務を保有し、今は株式市場(の下落)をヘッジしたい。
株式をショートはしたくない。
FRBと戦うのは愚か者のゲームだ。

ガートマン氏は、自身の年齢が70歳近いことを説明しつつ、毎月分配金をくれる多くの債券ETFに投資していることを明かした。
11日にかなりの額増やしたのだという。

ガートマン氏は、FRBと喧嘩をしない、と言い、フィクストインカム(含むハイイールド)を増やした。
つまり、同氏はFRBがフィクストインカムまでを救済すると考えているのだ。
一方、株式については積極的に下落を予想しない、つまりFRBプットはまだ有効かもしれないと考えているのだ。

ラリー・クドロー米国家経済会議委員長が米経済について楽観的予想を出している点についてコメントを求められると、25年ほどの付き合いのあるガードマン氏は、ほぼ全面的にダメ出ししている。

第3四半期が第2四半期より改善し、第4四半期が第3四半期より改善するというのは疑わしい。
来年の成長率が4%になるというのも不可能だ。
彼は楽観的になる傾向がある。
彼は古くからの良い友人で、国家のためにも実現を祈っているが、極めて厳しい疑念を持たざるをえない。


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