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ファクター格差はITバブル以来:ジェレミー・シーゲル
2020年8月13日

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、グロースとバリューの差が極端に開いていると指摘し、バリュー復権の材料となりうる要因を挙げている。


バリュー株はかつてないほど打撃を受けた。

シーゲル教授がウィズダムツリーのポットキャストで、長く続くバリュー株の不振を語った。
教授は基本的にファンダメンタリストであり、バリュー株を好んできた。
過去15年ほどそれがうまくいっていないと認めるものの、低バリュエーションの株式がより高い長期リターンを与えるとまだ信じているのだ。
しかし、コロナ・ショックはITなどのグロース株に有利に働いている。
結果、グロースには過熱感が否定できない。

現在、バリューとグロースのバリュエーション(差)は、1999年終わりから2000年初めのインターネット・バブルの絶頂期以来見たことのない極端な状況になっている。

2021年バリュー復権の材料

シーゲル教授は、確実にこの格差が縮小するとは予想しないし、その時期についても予想していない。
ただ、来年以降バリューに追い風になる材料を2つ挙げている。

  • ワクチン開発と経済の再始動
    2021年にレジャー産業など不振だったセクターが回復を見せると予想。
  • 低金利継続による高配当株の人気化
    金利は長い間低く維持されると見られ、インカムを求める投資家が高配当株を買う。

終戦直後に似ている

現在の状況と似た過去の時代を尋ねられると、シーゲル教授は従前どおり第2次大戦直後と答えている。

急激なマネー・サプライの増加があり、急激な債務の増大があり、景気後退が再来するとみんな恐れていた。・・・
みんなとても警戒していたが、流動性の存在に気づき、支出を始め、戦後の消費ブームになった。

シーゲル教授は似たことが2021年に起こると考えているのだ。
教授は、これにともない、FRBの物価目標を超えるほどほどのインフレが実現すると予想している。

これは株式には良いこと、債券には悲惨なことだ。
米国では2021年、経済がとても強くなる可能性がある。


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